愛犬を連れて淡路島へ。
携帯の電波がテラスの一角にしか届かないことの善し悪しはさておき、
そこには都会にないものが沢山あるのです。
潮騒、海の香り、虫の声、大地の息吹、風の音、満天の星空、
澄み切った空気、鳥たちの歌声…
日常生活の中でいつの間にか張られた感覚のフィルターを取っ払い、
今は何時かと確かめることなどせず、時の流れに身を委ねて
ただただのんびりと穏やかにカービングをして過ごすのでした。
同じ幅のラインを同じ間隔で描いて行きます。
心の中で「まーるくまーるく」と囁きながら…
日常の喧騒を離れ、羽を休めて感覚を研ぎすますことは
それがたとえ少しの時間でも大きな意味を成すということを改めて感じたひとときでした。