心に残る書籍をカービング…

     

     

    子供の頃、お夕飯を終えてからの楽しみと言えば

    父と行く本屋さんでした。

    車で10分圏内に割と大きめの書店がいくつかあり

    どこの書店に行くかはその日の父の気分次第…

    アイスクリームの自動販売機がある書店に向いた時は

    心の中でガッツポーズをしたものです。

     

    本を読むのが好きというよりは「本屋さん」が好きだったのかもしれません。

    入場無料で夜遅くまで楽しめるテーマパークのように思っていましたし

    誰にでも分け隔てなく知識や情報を与えてくれるあの空間は

    子供ながらに少し背伸びをした気分になりました。

     

     

    さて、そんな当時のことを思い出しながら

    女の子なら誰もが読んだ最期まで愛に生きた切ない恋の物語…

    「人魚姫」をカービングしてみました。

     

     

     

     

    そしてもう一つ。

     

    「葉っぱのフレディ」をイメージして葉っぱを並べてみたり…

     

     

     

    時代は変わり、クリック1つで翌日には本が自宅に届くだけでなく

    電子書籍として読書をするようになりました。

     

    でも綺麗に整頓された書棚を旅するように巡り、

    新書の香りに包まれながら美しい装丁の書籍を手にする楽しみは

    「本屋さん」でしか味わえないもの。

     

    それを教えてくれた父に感謝しつつ

    カービングにつながるヒントが溢れる本屋さんに今日も旅しにいくのです。