流れ星とカービング

     

     

    短針が5をさす頃、眠い目をこすりながらベランダへ。

    睦月の早朝は思わず背筋をギュッと丸めてしまう寒さで

    吐く息の白さが夜空に映えるほどでした。

     

    流れて消える閃光には3度も願い事を唱える間なんて無く、

    その儚さとフルーツカービングの魅力を重ねてみたり…

     

    しぶんぎ座流星群に想いを馳せてまた眠りにつきました。

     

     

    さて、そんな流星をカービングに込めて…

     

     

    ラインは流星の如く細く潔くしなやかに…

     

     

    みんなが健やかに清らかに暮らせますように…

     

    そっと3度唱えてみた今宵、

    西の夜空にはバナナのような黄金の月が輝いているのでした。