大興奮と感動に包まれた春場所も終わり、
瓶付け油の香りが名残惜しく想う今日この頃、
桜の花も一つまた一つと咲き始め、いよいよ春の訪れです。
潤いの木の芽雨が降る夜、ソッとキャンドルを灯してカービング。
新横綱となる鶴竜関は「雲竜型」で土俵入りするとのことだったので
満開の桜とともに…
彫りながらふと力士だった叔父が恋しくなり写真を眺めたり。
心優しく力持ち…そんな叔父のまわし姿は凛々しく逞しく
胸がじんわり熱くなりました。
いよいよ明日に控えた推挙式と奉納土俵入り。
土俵入りの瞬間は静まり返り、人は皆息を飲み、
攻めと守りの雲竜型で入る新横綱の姿を見守りながらも
四股踏みに合わせて「よいしょ〜」と掛け声も飛ぶかしら…と今から胸が高鳴ります。