サインをするのはいつもシェーファーの万年筆に決めていて
十分にインクを補充し、ひと呼吸。
ペン先の調整をもう随分と怠っているにも関わらず
一向に衰えることのない書き味こそ調整師さんの腕なのでしょう。
改めてその凄さを感じると自然と背筋も伸び、
しばらくして契約書に目を落とすのでした。
「うまくいくといいね」
大切な人に私のことを想ってそう言ってもらえることが
うまくいくことよりもずっと嬉しいことだと思う今日この頃、
いつも支え励ましてくれることに深い感謝の想いが募ります。
さて、先日高校の恩師の奥様よりご依頼を頂き、
大玉西瓜にカービングを。
エレガントで華やかな印象にするために文字は細めに
全体的に緑の皮をカットして柔らかいお色目に仕上げました。
蝶は実際の蝶の写真を参考に丁寧に模様を入れました。
とても喜んで下さって一安心。
高校生の頃、大変お世話になった先生に
ほんの少しは恩返しができたかしらと調子に乗ってみたりして。
日毎に日中の暑さも増し、
いよいよフルーツカービングの季節の到来。
この夏も西瓜を沢山彫るぞ!と意気込み十分です。