ただひたすら

     

    熱い熱いと言いながら殻を剥くと顔を出す翡翠色した銀杏。

    お塩をちょんちょんとつけて口へ運ぶと

    ほろ苦い味と豊かな風味が広がります。

    そしてきりりと辛口の日本酒をクイッと…

     

    秋の夜長はこうして更けていくのです(笑)

     

     

     

    さて、スーパーに行くと旬を迎えたリンゴが並んでいて

    売り場を爽やかで甘い香りで包んでくれています。

    久しぶりにリンゴを彫ってみようかな…ということで。

     

     

    いつもの「描く」カービングとは違い

    機械のようにただひたすら四角を抜くだけのカービング。

     

     

     

    数を数えたり、余計な事を考えると瞬く間に崩れてしまうので

    彫っている間はできるだけ心を無にしてナイフを進めていきます。

     

    まるで自分を試しているかのような緊張感…たまにだから心地よく思ったり。

    真っ赤なリンゴが山積みされているうちにまた無心になってみようかな。