それはまるで夢でも見ていたかのような


    大阪から車を走らせること1時間と少し、

    小さな小さな村は優しく静かに迎えてくれました。



    一歩足を踏み入れるとそこはイギリスのカントリーサイド。

    池のほとりでは羊たちが草を食み、

    洗濯物の白いブラウスは風に揺れ、

    白い窓の向こうにはお花や小物が大事に飾られていました。




    アトリエのドアによく似た扉を見つけて思わずパチリ。


     

    色づいた樹々に囲まれたその村は

    とてもとてもゆっくりと時間が流れていて

    日常に戻り、おさめた写真を見返すと

    まるで夢でも見ていたかのような不思議な感覚に陥るのです。

     

     


    さて、少し前に仕上がった作品を二つ・・・


    まずは塗りにこだわった宝石箱。



    アンティーク調になるように

    アクリル絵の具とニスを何度も何度も塗り重ねてみました。


    カットした部分にはメッシュの生地を貼り合わせ

    金具は少し大胆に。





    そしてもう一つ、

    今度は塗りにこだわらず、卵の「白」を使った作品。



    正面をハートにくり抜き、

    ウェディングベールのように全体をパールで優しく包み込みました。



    直線と曲線のカットでメリハリをつけながら

    カットした窓どこからでも、新郎新婦の姿は見られるようにしたりして。


    いつかこの作品もどこかにお嫁入りできたらいいな〜なんて思う今日この頃です。