今から思えば、手にした時の形に、少しの違和感を感じたことは否めませんが
欲を張って一口で勢い良くパクッと食べたことも原因だったのでしょう。
ウイスキーボンボン。
子供の頃、綺麗なキラキラした紙に包まれ、ボトルの形をしたそれに
僅かな背徳感を抱きつつどれだけ憧れたことか。
それをそれと思わず口にした時の驚きと言ったら。
「なんだこれは?!」という初めて食べた時の衝撃を改めて感じることになり
憧れと懐かしさが一瞬で重なり思わず笑いがこみ上げるのでした。
さて、先日ご報告致しましたお大根の薔薇をフリーズドライしたその後というと・・・
「ちょっと可哀想な姿でしょ?」と加工会社の会長に手渡されたそれは
可哀想というよりも新しいカービングの姿として新鮮で
なんとも可愛いものでした。
お水とワインで戻してみたところ、ゆっくりゆっくりと開花する様子が見られました。
お大根を彫った時よりもお水で戻した時の方が自然な花らしさが感じられ
水に浮かぶ姿もまた美しいものでした。
ワインで戻したお花は中心部が完全に戻らず、
花びらの厚さや枚数など改善が必要ですが、
ひとまず商品化に向けて進み出すことができました。
商品化致しましたら、ホテルや結婚式場などにPRしていく予定です。
カービングを通じて多くの方が繋がり、
彫る楽しみや贈る喜びだけでなく、今後は「水で戻す楽しみ」にもなったら…なんて(笑)