山吹の花もその見頃を終えようとしています。
昔に習った歌を思い出し、その意に想いを巡らせてみたり。
七重八重 花は咲けども山吹の 実の一つだに 無きぞ悲しき
お散歩途中で見かける山吹の花は例年に比べて少ないものの
いつもと変わらず駆け引きのない山吹色は美しいものです。
バトンを渡すように次はクチナシの花が開き始め
その混じり気のない白色と華やかな香りもまた心を惹きつけます。
さて、先日小玉スイカをカービングしました。
シンメトリーにすること以外はなにも決めずに
想いのままナイフを走らせたのですが
手のひらサイズの小さな小玉スイカだったので
左手に持って、ソープのように動かしながら彫ることができました。
花芯を作って、中心を彫って、外側を彫って・・・という
カービングの基本から少し離れてみると気づくことも多く、
ラインをラインとして描いて残すのか、
はたまた周りをカットすることで浮かび上がらせるのかといった違いも
改めて学ぶ機会となりました。
いよいよ手頃な価格でスイカが手に入る季節になりました。
今年も思う存分カービングを楽しみたいと思います。