この夏の百日紅(サルスベリ)は例年に比べて枝ぶりも花付きも良く思うのは私だけでしょうか。
白や薄紅や濃いピンク・・・
昔少し習っていたフラメンコのドレスを思い出させるフリルの花びらはとても愛らしく
暑さに歪む顔を朗らかにしてくれます。
梅雨明けから開花して初秋まで咲き続けるから「百日紅」と名付けられたと思っていたら
ある王子様が恋人である娘に百日後の再会を約束して旅立ったものの、
戻ると恋人は亡くなっており、埋葬された場所からこの木が生えていたという諸説からだとか。
恋人を帰りを待ち続けていた娘の生まれ変わりなのでしょうか。
百日紅の花となり王子様の胸に抱きしめられたのかしら・・・なんて考えながら
雄弁・潔白・あなたを信じる・・・という花言葉の意味を噛みしめる今宵。
さて、先日家電メーカーのHITACHI様からのご依頼でスイカのカービングを納品致しました。
エディオン様のロゴを彫ったもの・・・
そしてHITACHI様のロゴとキャッチコピーを。
これからもずーーーーっと末長く繁栄される会社でありますようにと願いを込めて
インフィニティマークをいっぱい(過ぎる?)描いてみたりして。
大切な会合の受付に飾ってくださったのですが、
ご覧くださった方々に驚き喜んでもらえたと報告頂き、ホッと一安心。
2次会で美味しくお召し上がり下さったと聞き、これまた嬉しく思いました。
この度はオーダーいただきありがとうございました。
幼少の頃通っていた保育園の広い境内の片隅に2本の百日紅の木があり、
毎年この時期になると白と紅の花が咲き誇っていました。
私を迎えに来てくれた母がその花を見るたびに「綺麗だね〜」と言っていたのが
今も印象に残っています。
あの2本の木は今もあの場所で見事な花を咲かせているのかな。