御堂筋を自転車で駆け抜けていると、銀杏のあの独特な香りに包まれます。
ペダルを漕ぐのをやめて木々を見上げると、先週よりも明らかに黄色味を帯びていて
黄金色に輝き始めるのももうあと少しだと胸が高鳴ります。
「しずか〜なしずかな〜 里の秋〜♪」と(小さな声で)口ずさんでいると
言葉で言い表せられない違和感をおぼえ
「やっぱりこの曲は真昼間の御堂筋じゃなくて、田舎のしずかな夜ね・・・」
とひとりで納得をして口を閉じるのでした。
さて、先日ピンクのバラをメインにしてフレームアレンジを2つ作って欲しいとご依頼頂きました。
おひとつはご友人様の誕生日プレゼントに、そしてもうひとつはご依頼主様のお宅に飾ってくださるとのことで
お好みの素材や雰囲気を伺いながら仕上げました。
格子状のスチール素材にレースがあしらわれた上品なフレームは
ピンクのバラにもとてもマッチしました。
そしてもうひとつは木製のフレームへのアレンジに。
どちらも使用した素材は殆ど同じなのですが、フレームが変わると印象も変わります。
これはアレンジメントに限ったことではなく、普段のお洋服選びやヘアースタイル、
お料理の盛り付け、お部屋のインテリアなどでも同じことが言えると思うのですが
ほんの少し変えるだけで雰囲気や印象が変わって、その場の空気や気持ちにも変化が表れたり。
上手にコントロールしながら変化を楽しんでいけたらな〜といつも頭の片隅で考えている私です。
さておき・・・
2つの作品とも宅配便でのお届けでしたので、お手元に届くまで気がかりだったのですが
無事綺麗な状態で届いたとの一報を頂いて大きく胸を撫で下ろしました。
大切な人への贈り物、そしてご自身へのプレゼントとしてもオーダーくださって
とても有り難い気持ちでいっぱいです。
この度はご依頼頂きありがとうございました。