流れ雪がふわりと舞う中、京都祇園にあるさ々木さんへ。
(さ々木さん20周年祝賀会の記事はこちら☆)
空間、食材、調理法、器、盛り付け、振る舞い・・・その全てが一流かつ心が尽くされていて、受けるこちらも背筋と心がしゃんとします。
今年からお料理の写真撮影お断りになったそうで、そのおかげで「今この瞬間」をいつも以上に意識し、自身の感覚全てを研ぎ澄ませて味わう事ができました。
お料理が出されると同時にスマホ登場…というのが普通になっていますが、後から写真を見直して名残を楽しんだり、SNSにアップして誰かに伝えることよりも「今この瞬間」を「私自身」が味わい感じることの方がずっと大切なんだと改めて感じさせられました。
さ々木さんのお料理の素晴らしさを語ればキリがありませんが、そのお料理を口に運ぶお箸もまた心を惹きつけます。
程よい長さと箸先の細さはとても使いやすく、焼き魚も火の通った根菜も綺麗に切り分けられ、口元まで安心して丁寧に運ぶことができ、それがなんとも心地いいんです。
「毎回も言ってますけど、このお箸は本当にいいですね」
と大将にお話ししていると、食事を終えてから和紙とひめ丈の手ぬぐいで包まれた割り箸を手渡してくださって・・・
思いがけない心配りに胸がいっぱいになると同時に深く頭が下がりました。
ありがとうございます。
さて、マスターさんで再販されたカシス色のソープで久しぶりに透し彫りを楽しみました。
バレンタインも近づいてきましたし、た〜っぷりのハートを♪
底部分には反り返りの薔薇を敷き詰めるつもりだったのですが、2輪彫ったところで予定変更して透し彫りに。
届いたばかりの石けんは柔らかくて彫りやすく、とっても気持ちよくカービングできました。
久しぶりの透し彫りも楽しくて・・・もっと極めたいな〜と思う今日この頃です。