Salon de Fereel's Blog < 2013年 全カテゴリー >

2013年の<全カテゴリー>に関するブログ記事をご紹介いたします。

ご紹介しております作品は、レッスンでお作りいただけるものもございます。

また、オーダーも承ります。お気軽にお問い合わせください。


2013年

12月

31日

2013…メモリーボックス

 

2013年も残り僅か…

振り返ると喜びと感謝の1年でした。

 

Salon de Fereelを開講できたのも

こうして今カービングを楽しませてもらえてるのも

周りの人の支えや助け、励ましあってのことだと感じてなりません。

本当にありがとうございました。

 

 

沢山の思い出を胸に、ソープでメモリーボックスを…

 

 

来たる年もカービングを通じて感動と安らぎをお届けできるよう

精進していきたいと思います。

どうぞよろしくお願いします。

 

良いお年をお迎え下さいませ。

 

 

 

 

 

2013年

12月

28日

至福のひととき…

 

 

お散歩で外に出る以外はなんにも予定がない日は

時計に目をやる事もなく、ただのんびり気の赴くまま過ごすのが幸せというもので。

 

 

スヤスヤ眠る愛犬の傍らで

カービングナイフを片手に過ごす昼下がりはその極み…

この時間がずっと続けばいいのにな〜と思ったりなんかして。

 

 

そして株式会社マスターさんからサンプルで頂いたソープでカービングを…

 

 

 

厚みがあるので中央の彫り下げはいつも以上に気合いを入れて…

 

 

 

そしてもう1つ…白いソープもカービング。

 

 

 

どちらのソープも柔らかい彫り心地で

細かなデザインやナミナミもくっきり表現することができました。

 

新色が続々と発売されているそうなので

そちらも試してみたいと思います。

マスターさん、ありがとうございます!

 

 

 

2013年

12月

25日

Merry Christmas♡

 

 

毎年クリスマス前に開かれる父が所属するJAZZバンドのライブは

私が楽しみにしている行事の1つで

今年もまたその時を迎えました。

 

 

冬の夜に響き渡るJAZZの音色に誰しもの身体が揺れ動き

自然と手足でリズムを刻みはじめると

会場全体がひとつになるかのような感覚をおぼえ

豊かなJAZZの調べを心ゆくまで堪能したのでした。

 

 

そして迎えたクリスマスには心を込めてカービングを…

 

 

 

皆さんが温もりと笑顔に満ちた素敵なクリスマスを過ごされますように…

 

 

 

 

 

2013年

12月

21日

苦手克服&気分転換に…

 

 

布団から出るのをためらう冬の朝。

横になったまま思い切り伸びをして、

ガバッと掛け布団をめくって身体を起こすという一連の作業に必要なのは

気合いと勇気に限るのでしょうか。

 

ふらつきながらもカーテンを開けた向こうに青空が見えると

一気に眠気が吹き飛び、今日という日の幸せを願うのです。

 

 

さて、カービングのカット法というと幾つかあげられるのですが

上級〜マスターの方の練習用にとデザインしてみました。

 

 

 

なみなみ、彫り下げ、くるりん、ドロップ型、S字…を沢山取り入れています。

 

 

 

真っすぐナイフを縦に入れて丸く花芯を作ってから彫り始めることが多いのですが

こちらの課題ではその花芯は作りません。

 

苦手克服&気分転換にいかがでしょうか?

Lessonご希望の方はお申し付け下さいませ。

 

 

 

 

 

2013年

12月

19日

Let's begin!!

 

あの時があったから…

振り返ってそう思える思い出があるのは本当に有り難いことです。

 

卒業してもう随分と経つというのに

高校の恩師方々に逢うとあの頃の未熟な自分が蘇り、

少しは大人になったところを見せないとと思いつつも

堂々と子供に戻ってしまうんだから面白いもので…

 

授業で「飛び出せ青春」というドラマを見せてくれた恩師は

教職者としての真摯な姿勢とひたむきな情熱をもって

いつも生徒の将来を応援してくれていました。

 

卒業してからもクラスの皆で人差し指を立てて「せ〜の」で言った

あの合い言葉が忘れられません。

 

Let's begin!!

 

 

 

スイカを見た途端「なんやこれ?!」と驚き喜んで下さった先生…

 

お酒を飲み交わしながら当時の話に花が咲き

とても心地の良い時間を過ごさせてもらい、

先生の生徒で良かった…と改めて思った夜でした。

 

 

 

今回、皮の一部を透かしてみたのですが

そうすることでナイフを入れる角度が広がり

より立体感を出す事ができました。

 

今度は文字の下を透かしてみたいと目論み中…

 

 

 

 

2013年

12月

17日

ピンクローズのアレンジメント

 

 

子供の頃から路地裏に佇む風情が好きで

母親におつかいを頼まれた時は必ず細い裏路地を通るのでした。

 

先日のマカオでも迷路のような路地裏に胸がわくわく。

 

 

 

そこで暮らす人々の文化や息吹きを感じる路地裏。

異国だと言うのにどこか温かい懐かしさを感じたのは

子供の頃のおつかいの道にどこか似ていたからかもしれません。

 

 

 

さて、先日友人の結婚のお祝いにと

ソープカービングのオーダーを頂きました。

 

 

 

ピンク色の薔薇がお友達の方のイメージだと伺ったので

3種類のピンクのソープを使ってアレンジしました。

 

お二人が末永く幸せな時間を刻まれますように…♪

 

 

 

 

2013年

12月

13日

お正月アレンジメントLesson

 

近所の公園のイチョウの木に残る葉もあと僅かとなり

朝のお散歩で会う人との挨拶は「おはようございます」に

「今日も寒いですね」と付け加えるのが定番になりました。

そして「本当に寒いですね」というお返事も決まり文句に。

そんなたわいない日常の会話が

冬の厳しい寒さをほんの少し和らげてくれているように感じます。

 

さて、師も走る12月はあっという間に半ばを迎え

今年の締めくくりと来たる新年の準備の頃となりました。

お正月飾りを是非カービングで…ということで

お正月アレンジメントLessonを致します。

 

 

 

Lesson料金 4,000円(レシピ無し・材料費込み)

 

ソープでお花を2〜3輪制作して頂きます。

お花の種類はLesson受講内容によります。

カービング未経験の方でも丁寧に指導させて頂きますので

ご興味のある方は是非ご参加下さいませ。

 

 

お申し込み・お問い合わせはメールにて承っております。

Mail→ salon@fereel.net

 

 

2013年

12月

02日

フラメンコ×カービング

 

 

歌・ギター・踊りの融合であるフラメンコショーを見に行ったのは日曜の夜の事。

幕が開いてから下りるまで、

まるで1つの物語のように繰り広げられるステージに

心行くまで堪能し酔いしれたひとときでした。

 

陽気で優雅なものから苦悩や嘆きを表されたものまで

魂の響きがダイレクトに胸に突き刺さりました。

 

 

さてその公演にお持ちしたのがこちらのカービング…

 

 

 

フラメンコを踊る女性の周りに薔薇を描き、

周囲にはフラメンコの衣装のイメージでフリルのアレンジを。

 

 

 

実は以前フラメンコを習っていた私ですが

あの独特なリズムがなかなか掴めず、

その舞う姿はというと盆踊りと見紛われるものでした…

 

あれから数年経った今ならもう少しまともに踊れるかしらと

根拠のない期待をほんのり抱いてみたりする今日この頃。

 

 

 

 

2013年

11月

29日

XmasアレンジメントLesson

 

クリスマスが近づくと毎年開く本があります。

 

クリスマスプレゼントを買うために互いに自分の宝物を手放すお話。

深く慈しみ合う夫婦の姿がツヴェルガーによって美しく描かれ

文章にも挿絵にも心が奪われます。

 

今年もそっと開いて胸いっぱい幸せを感じたいと思います。

 

 

 

さて、クリスマスの足音が聴こえ始めた今日この頃、

XmasアレンジメントLessonのご案内を致します。

 

白いソープを使ってポインセチアと薔薇をカービングします。

 

 

 

ピンク・パープル・ブルー・レッド・ゴールドから

お好きなお色目をお選び頂いてアレンジしていきます。

器・リボン・パーツも色々ご用意しておりますので

世界でひとつだけのアレンジメント制作をお楽しみ下さい。

 

Lesson料金 4,500円(レシピ無し・材料費込み)

 

カービング未経験の方でも御受講可能です。

少し違った形のポインセチアになりますが

丁寧にご指導させて頂きますのでご安心下さいね。

 

 

お申し込み・お問い合わせはメールにて承っております。

Mail→ salon@fereel.net

 

2013年

11月

27日

あの曲を歌いながら…

 

オーシャンゼリゼ〜オーシャンゼリゼ〜

いつも 何か すてきな ことが

あなたを待つよ シャンゼリゼ〜♪

 

夕方のお散歩で訪れた公園には

赤や黄色の落ち葉がまるでフカフカの絨毯のように一面に広がり

スニーカーで蹴散らしながらお気に入りの歌を口ずさんだり。

 

雨のように降り、雪のように積もる落ち葉を

両手でそっとすくいあげるとほんのりと暖かく

その香ばしい香りに懐かしい思い出が蘇るようでした。

 

 

 

さて、先日スーパーで見つけた紅芯大根にカービングを…

 

 

 

横から見ると…

 

 

 

緑・白・紅のグラデーションはスイカとはまた違った魅力があり、

片手にすっぽりと収まるサイズもまた愛らしい紅芯大根は

冬のカービングを楽しませてくれるお野菜の一つです。

 

冷蔵庫の野菜室で出番を待っているもう一つの紅芯大根…

これからお気に入りのあの曲を歌いながら彫ろうかな。

 

 

 

 

 

 

 

2013年

11月

23日

心温まる光景を目にして…

 

 

寒空の下交差点で信号待ちをしていると、薔薇の花束を手にした男性が

ジュエリーショップに入っていく姿を目にしました。

 

ピンクの薔薇のように少し照れた表情のその男性は

ショーケースのものを指差して店員さんに話しかけていて

記念日なのか?それともお誕生日?さては少し早いクリスマスプレゼント?

きっと大切な人への贈り物なのでしょう、

その光景は本当に心が温まるものでした。

 

 

 

何となくそのシーンを記しておきたくなってカービングを…

 

交差点の「スクエア」をイメージして四角をベースに

薔薇とハートでデザインしてみました。

 

 

 

クリスマスまで1ヶ月…

街は恋人や家族へのプレゼントを買い求める人で賑わうことでしょう。

喜ぶ顔が見たい、愛する想いを伝えたい…

それぞれの想いが募る素敵な季節の到来です。

 

 

 

 

2013年

11月

18日

明日の夜に願いを込めて…

 

 

満月であると同時にしし座流星群のピークで

夜空を楽しむにピッタリの今宵。

 

夕方にわか雨をもたらした雨雲は消えたものの

すっきりとしないお天気は続き

流れ星に願いを唱えるのは明日に持ち越しとなりました。

 

そんな秋の夜長にはカービングを…

 

 

 

皮が程よく厚いスイカだったので「白」を強調してカービング。

 

 

 

 

明日こそ流れ星が見られるように願いを込めて…

 

 

 

 

2013年

11月

12日

深まる秋を感じながら…

 

一気に気温も下がり秋の深まりを感じる今日この頃、
とあるコラムで西洋と東洋の気候の考え方について書かれていました。

英語で季節は「climate」ドイツ語では「klima」と言い、
どちらもは「光の傾き」に由来するそう。
その一方日本や中国の気候は二十四節気・七十二候の「気」「候」に則るそうです。

光の傾きから物理的かつ合理的に季節の移ろいを判断する欧米人に対して
キンモクセイや銀杏の香りを運ぶ風や空気感などの「気」で訪れた季節を感じる日本人…
国や人種によって季節の捉え方に違いがあるなんて面白いものです。


先日京都「仁和寺」で目にした色付き始めのもみじを思い出しながらカービング…

 

 

周りはもみじが池に舞い散る時の波紋、そしてイチョウの葉をイメージしました。

 

 

心配された今年の紅葉ですが、昨年よりも色付きは鮮やかだそう。
衣替えしたてのコートとブーツで紅葉狩りに…行きたいな。


それからもう一つ…
今が旬の甘酸っぱいリンゴの香りに包まれながら「白雪姫」を。

 

 

かじられたリンゴを描きながら「手にしてるこのリンゴも毒リンゴだったりして」と
一人で想像を膨らませて楽しむひとときでした。

 

 

 

 

2013年

11月

07日

そばに立って助ける…

 

ほんの少し早いと思いながらもクリスマスソングを聴きながら過ごす夜…

 

Nat King Cole氏のThe Christmas Song... 

ふくよかなで暖かいベルベットボイスとも称される歌声に

ヴァイオリンの艶やかな音色が重なると

自然とクリスマスの厳かで暖かい光景が頭を巡るのです。

 

そっと静かに目を瞑り、

リズムに合わせてほんの少し身体を動かしながら

この季節が訪れた喜びを噛み締めるのでした。

 

 

 

さて、先日新店オープンのお祝いにとオーダーを頂きました。

タイ古式マッサージや鍼灸を取り入れたリラクゼーションサロンとのことで

お店のロゴの周りを華やかに、かつロゴのイメージを+して仕上げました。

 

 

この時期のスイカはナイフを入れた途端に亀裂が入ることも多く、

彫り終えたとしても輸送時のトラブルが心配なのですが

無事届き、とても喜んで頂けたとご依頼者さまからご連絡があり

ホッと胸を撫で下ろしました。

 

こうしてお店の名前やロゴを彫らせてもらっていると

どんな想いで名付けられたのか、

どんなお店にしていこうとされているのかを考えてしまいます。

 

調べてみると英語の「assist」という言葉は

ラテン語の「assistere(そばに立つ)」という言葉が語源になっているようです。

人のそばに立って助ける…素敵な意味を持った単語ですね。

 

心と身体に癒しを与え多くの人を「assist」される素敵なお店になりますように…

 

 

 

 

 

2013年

11月

01日

白星にかけて…

 

 

我が家に小さなサファリーパークがやってきました!

 

 

子供を見つめる母親象(?)の眼差しはとても優しく

駆け寄る子供の表情もまた愛らしく、見ているだけでとても癒やされます。

仲良し親子をずっと見守っていきたいと思うと同時に

お部屋に緑があるだけで気持ちが穏やかになることも改めて実感しました。

 

 

さて、先日、大相撲力士勢関さんへの贈り物として

スイカカービングのオーダーを頂きました。

 

個人的に勢関さんの大ファンの私は願っても無いご注文に大興奮!

気合い十分でカービングさせてもらいました。

 

 

良い取組が出来ますように…と心から願いながら

「白星」を沢山連ねてみました。

 

今年の締めくくり「九州場所」の番付も発表され

秋巡業を終えた勢関は福岡に入られたそう。

取組結果に15個の白丸が整列することを期待したいと思います。

 

 

 

 

2013年

10月

30日

柿を使ってジャックランタン

 

眠い目をこすりながらの朝のお散歩。

爽やかな青空に昇る太陽に「シャンとしなさい!」と背中を叩かれたようでした。

角を曲がった途端に包み込まれた金木犀の香りはいつかの思い出を蘇らせ、

「そうだ、今日も心晴れやかに過ごさなくちゃ」と思わせてくれました。

 

さて、街はハロウィンムード一色…

可愛らしい装飾が施されたお店の前では思わず足を止めてしまいます。

 

先日全4回の市民講座の最終回では柿を使ってランタンとお花を。

ナイフの持ち方から始まった市民講座…

最初は戸惑う方もおられましたが

最終回ともなると参加して下さった皆さん、

しっかりと感覚を掴まれて、とても楽しんでカービングをされていました。

 

ランタン制作では皆さん思い思いの表情をとても素敵に彫られ、

見ているだけで思わず笑みがこぼれました。

 

 

ほんのりと肌寒くなってきた今日この頃、

ハロウィンオーナメントのオレンジが

皆さんの心をほっこりと温めてくれますように。

 

 

 

 

 

2013年

10月

24日

秋の京都へ…Happy Wedding

 

 

天気予報はコロコロと変わり、当初雨だった予報は見事に外れました。

「結婚式会場に作品を納品する」という大事な仕事を終えた後は

久しぶりの京都を楽しむことに。

 

紅葉シーズン前ということもあってか車も観光客も少なく

お寺の石庭を眺めながらただゆっくり流れる時間を感じ

手入れの行き届いた廊下をすり足で歩いてみたり。

 

かつてはよく訪れた京都もここ数年めっきり機会が減り

お気に入りだったお店の場所さえ忘れてしまうほど…

色づき始めていた葉が真っ赤になる頃にもう一度来たいな…と思うのでした。

 

 

さて、無事お届けした作品はこちら…

 

 

 

4つのスイカにカービング…

 

末永くお幸せに…と願いながらナイフを進めていきました。

 

 

 

 

こちらは子孫繁栄を意味する「お米」をイメージしました。

 

 

会場では大きな人だかりが出来て皆さん写真におさめられていたと伺い、

安心したと同時に嬉しさも一入でした。

 

夫婦として歩み出されたお二人。

互いに思いやり、支え合い、笑顔溢れる温かい家庭を築いて下さいね。

 

 

 

 

 

2013年

10月

20日

ご家族への感謝の想いを時計に込めて…

 

あんなにも威勢良く湧き立っていた入道雲もすっかり姿を消し

高く澄んだ空に鰯雲の群れが泳ぐ季節になりました。

 

夜ともなれば風がひんやりと心地よく、

淀んだ空気を洗い流してくれるようです。

少しお酒を飲んでふんわりした気分で中之島に足を向けると

ネオンに輝く水面が美しく、

ファインダーを覗きながらその光景に酔いしれるのでした。

 

 

そして夜の薔薇にご挨拶…

 

 

夜にしか出逢えない姿に感動しきりのひとときでした。

 

 

 

 

さて、奥様と娘さんへの贈り物としてフレームアレンジをオーダー頂いたのは

まだ暑さの残る9月のことでした。

奥様と娘さんのお好みのお色や雰囲気などを伺うと、とても詳しく丁寧に教えて下さり

頂く言葉からもご家族を大事に想うお気持ちを感じとることができました。

 

その想いをしっかり伝えたい、

そして見る度に家族を想うご主人様の愛情を感じてもらえたら…と思い、

フレームは一日に何度も目にする時計にしました。

 

 

末永くご家族仲良く健やかに時を刻まれることを願いなら

お花を一つ一つカービングさせてもらっていると

私までとっても幸せな気持ちに…

 

「いってらっしゃい」をいう前のひととき、

ご主人様の仕事の帰りを待つひととき、

何気ない日常のひととき…
ふと時計を見て微笑んでもらえると嬉しいです。

 

 

 

2013年

10月

07日

秋は寄り添う季節

 

 

「ちょっと見においで」と呼ばれでベランダに出ると西へ進む飛行機が。

夕陽に照らされて一点に輝き、

まるで一番星のように美しく暫しうっとり眺めるのでした。

 

日が傾く時刻も早くなり、夜ともなれば薄手の上着を身にまとう頃になりました。

少しずつ肌寒くなると、

街では肩を寄せ合ったりしっかりと手をつなぐカップルをよく見かけ、

仲睦まじく歩くカップルの姿を見ていると思わず胸がほっこりと温まります。

 

この秋もそんな光景を沢山目にするかしらと思いながら

ハートをふんだんに取り入れたデザインを彫ってみました。

 

 

白い皮部分にもこっそりハートを忍ばせたり…

 

 

 

一歩ずつ近づく秋…

沢山の愛に包まれた素敵な秋になりますように。

 

 

2013年

10月

03日

心に残る書籍をカービング…

 

 

子供の頃、お夕飯を終えてからの楽しみと言えば

父と行く本屋さんでした。

車で10分圏内に割と大きめの書店がいくつかあり

どこの書店に行くかはその日の父の気分次第…

アイスクリームの自動販売機がある書店に向いた時は

心の中でガッツポーズをしたものです。

 

本を読むのが好きというよりは「本屋さん」が好きだったのかもしれません。

入場無料で夜遅くまで楽しめるテーマパークのように思っていましたし

誰にでも分け隔てなく知識や情報を与えてくれるあの空間は

子供ながらに少し背伸びをした気分になりました。

 

 

さて、そんな当時のことを思い出しながら

女の子なら誰もが読んだ最期まで愛に生きた切ない恋の物語…

「人魚姫」をカービングしてみました。

 

 

 

 

そしてもう一つ。

 

「葉っぱのフレディ」をイメージして葉っぱを並べてみたり…

 

 

 

時代は変わり、クリック1つで翌日には本が自宅に届くだけでなく

電子書籍として読書をするようになりました。

 

でも綺麗に整頓された書棚を旅するように巡り、

新書の香りに包まれながら美しい装丁の書籍を手にする楽しみは

「本屋さん」でしか味わえないもの。

 

それを教えてくれた父に感謝しつつ

カービングにつながるヒントが溢れる本屋さんに今日も旅しにいくのです。

 

 

 

 

2013年

9月

24日

飛行機から見える別の世界…

 

1分1秒変化を続ける機内から眺める空は実に美しく

特別信心深いわけではないけれども

自然と神聖な気持ちになれる気がします。

 

 

 

どこまでも遠く広がる空を前にすると

時折頭を悩ます事なんてちっぽけでどうでもよくなり、

大切な人への感謝だったり、健康に過ごせる喜びを素直に感じることができるのです。

 

 

果物王国である台湾。

スーパーの果物売り場にはマンゴー・スイカ・ドリアンなど

沢山のフルーツが並んでいました。

折角だし…とパパイヤを購入してカービングをしました。

 

 

 

独特な香りがする中、特にイメージはせずに

思いのままにどんどんナイフを彫り進めて行き…

 

 

ちょっぴり面白いデザインに仕上がりました。

 

…ということで旅した台湾の話はまた次回…

 

 

 

 

 

2013年

9月

17日

S字&クルリンのオプション課題

 

 

杏里さんの懐かしい名曲「September walkin'」を口ずさみながら

ワンコ達と街を歩いていると

台風一過の青空はどこまでも広く清く澄み渡っていました。

テレビで見た台風による悲惨な爪痕が

この同じ空によってもたらされたものだと思うと思わず胸が詰まります。

どうか被災された方に一日も早い平安が訪れますように…

 

 

さて、ソープカービングでもフルーツカービングでも

クルリンやS字ラインが苦手とおっしゃるお生徒さんは多く、

なんとかして克服して得意になってもらえたら…といつも思っています。

 

 

…ということでクルリンやS字をふんだんに取り入れて

その他様々なカット法が登場する課題を上級オプションでご用意しました。

 

 

緑の皮の残し方やバランス、陰影の付け方や立体感なども

しっかりと習得してもらえる課題になっています。

 

ご興味のある方はお申し付け下さいませ。

 

 

 

2013年

9月

13日

優しさに包まれたなら…

 

間もなく夕日が西の空に消える頃、

開け放った窓から吹き込む風にゆらめき舞うカーテン…

 

布を通して優しく包み込む光を眺めていると

時間が経つのもすっかり忘れて

このままオブジェにできないかな〜と想像を膨らませるのです。

 

 

さて、先日お友達への少し遅いバースデープレゼントにスイカを彫りました。

友人の名前ではなく今年生まれたばかりのお子さまの名前をメインに…

 

 

 

妻であり、母でもあり、モデルという職業をもつ彼女。

常に周りへの感謝を忘れず、前向きで明るい彼女の優しい笑顔には

色んな経験を乗り越えてきたひた向きな努力と強さを感じます。

 

これからも色んな場面で活躍されることを願って、

そして娘さんの健やかな成長を心から祈って…

 

少し遅くなったけど…Happy Birthday!

2013年

9月

06日

いつかを夢見て

 

 

いよいよストームグラスが結晶化を始めました。

その繊細で周到な姿、そしてその時々で振る舞いを変えるのには

何か駆け引きされているようにさえ思えてきます。

 

 

 

結晶の形や表情で近い未来の天気を予知したり

嵐がくる方角までも昔の人は読み取っていたそうな。

 

今じゃテレビをつければすぐに3時間ごとの天気予報を知り

世界中の空模様をチェックできる時代…

ストームグラスは時代遅れの産物なのかもしれません。

でもその不思議で悪戯な美しさに今日も見とれるのです。

 

 

 

 

さて…

目尻が下がり口角がキュッと上がる笑顔が

とてもチャーミングな彼女に出逢ったのは数年前のこと。

友達思いで優しく、常に学び挑み続ける彼女と仲良くなるのには

それほど時間はかかりませんでした。

 

そんな彼女の誕生日…

西瓜を前にして頭に浮かんだものは「HAPPY BIRTHDAY」という言葉ではなく

彼女の未来の姿でした。

 

 

 

世界中を旅して沢山の人に出逢い笑顔を交わしてきた彼女。

 

教育が行き届いていない国の子供達に学ぶ楽しさを伝えたいと

いつか話してくれた夢を私なりに表現しました。

 

 

 

 

自分の決めた道をひた向きに進む彼女に心からのエールを。

 

そして…お誕生日おめでとう!

 

 

 

 

 

2013年

9月

03日

これから共に歩まれるお二人に…

 

初めてメールを頂いたのは紫陽花が鮮やかに咲き誇る6月のことでした。

結婚式でゲストの方をスイカのウェルカムボードでお迎えしたいという内容のメールに

思わず胸が熱くなったのを今でも覚えています。

 

それから何度もメールを重ね、

デザインや文字のフォントや太さ、薔薇のイメージなどお話させてもらい

いよいよ納品前日、大きなスイカにカービングナイフを。

 

素敵な結婚式になりますように…

笑顔の溢れるご家庭を築かれますように…

と精一杯の気持ちを込めて薔薇とハートを刻んでいきました。

 

 

 

お式を終えられた新郎新婦さまから「沢山の賞賛を頂けた」とメールを頂き

ホッと一安心すると同時に

人生にたった一度の大切な日のお手伝いを

カービングを通してさせて頂けた喜びと感謝の気持ちで胸がいっぱいになりました。

 

 

 

メールと一緒に送って頂いたお写真からはぬくもりを感じ、

きっと沢山の祝福に包まれたお式だったんだろうな〜と

こちらまで和やかな気持ちに。

 

 

 

 

雨上がりにお散歩を…

 

季節はめぐりあの時の紫陽花は綺麗に剪定されていました。

その隣りではレインリリーの白い花が可憐に咲き誇り、

誰も見ていないのを確認して「いつまでもお幸せに」とソッと呟くのでした。

 

 

 

 

 

2013年

9月

01日

天平文化の文様をイメージして…

 

一時たりとも同じ表情を見せず

千変万化なドラマティックな空模様に魅せられた週末。

 

道の窪みにできた水溜りには通りすがりの鱗雲が写し出され

移り行く季節を感じずにはいられませんでした。

 

 

さて、そんな中ご依頼頂いたスイカのカービングを…

 

ご依頼主さんから頂いたイメージがどことなく天平文化を感じさせるものだったので

正倉院に伝わる古代裂文様を頼りに彫り進めました。

 

 

 

曲線のひとつひとつに動きをつけて

法隆寺の壁画や東大寺の仏像に描かれた花や鳥の模様も参考にしました。

 

 

 

タイの伝統工芸であるカービング。

本場タイではその技術やデザインが日々生み出されています。

その動きに刺激を受けながらも

日本で生まれ育ったからこそ触れることができた文化や

日本の歴史に刻まれた豊かな文様を表現できればと思ったりするのです。

 

 

お届け時に降っていた大雨も、暫くすると嘘のようにやみ、

湿気を含みつつも心地いい風が肌をなでました。

スイカの季節はその幕を閉じ、

またひとつ新しい季節を迎えようとしています。

 

 

 

2013年

8月

24日

京都先斗町にあるお店さんへ…

 

万年筆でも裏写りせず滑らかな書き心地だから…と頂いたノート。

いつも新しいノートをおろす時は

最初のページには何をしたためようかと考えます。

 

 

そして今回は…

 

幸せのレシピ

・思いやり 25%

・愛情      35%

・笑顔      40%

 

ノートを開く度にニコッと微笑んでしまうようなレシピをしたためました。

 

書く人を想って作られたノートだけあって

伝えられた通り裏写りはなく、万年筆のペン先はスラスラと踊るように滑らかでした。

カービングのデザインノートとして活躍してくれることと期待します。

 

 

さて、先日開店のお祝いにとオーダーを頂きました。

8キロの大きな黒皮スイカへのカービングです。

 

 

 

侘家古暦堂 先斗町店さんへの贈り物…

鶏とお野菜の炭火焼が楽しめて、

ワインも多く揃えられている素敵なお店だそうです。

 

お店のロゴの周りをバラで囲み、

その下段には京都らしい石畳とワイングラスをイメージして

ちょっぴり和風なデザインを。

 

 

 

とっても喜んで下さったと御依頼主様からご連絡を頂きホッと一安心。

 

厳選された鶏料理と伺うだけで興味津々な私…

京都を訪れた際はぜひとも足を運びたいと思います。

 

 

 

2013年

8月

19日

海を眺めながらカービング…

 

The summer vacation…

この夏2度目の淡路島へ。

 

海と空の境界…

顔を左に90度傾けてアンドレ・ブラジリエが描く縦の青をふと思い出したり。

 

 

遠くに見えるヨットは空に浮かんでいるようで

幻覚を見ているのではないかと自分の目を疑ってしまいました。

 

そして我が家のワンコ達は波打ち際を歩いて上機嫌!

 

 

 

 

蝉の声が余計に暑さを感じさせる中ではありましたが

ベランダから見える山の緑と海の青を眺めながらカービングを…

 

ワンコ達も一緒に海を眺めて楽しんでいました。

 

 

 

ナイフを入れた途端、大きな亀裂が2本入ってしまいましたが

それもまた模様だと楽しみながら

何もイメージはせず、ノープランで

ただただナイフの赴くまま気の向くままに彫り進めました。

 

 

 

スイカを彫って、マクワウリを彫って…

 

気づけばずっとカービングを楽しむ2日間。

 

 

カービングナイフを持って旅することの楽しさを

改めて教えてもらった夏休み。

 

これからも世界中色んなところをカービングナイフとともに

巡れたらいいな〜とシャッターを切りながら思うのでした。

 

 

 

 

2013年

8月

13日

祝福の想いをカービングに

 

ガラスと透明な液体と空気…この美しいコンビネーションが好き。

特にガラスが薄ければその向こうにある液体を感じられ、

持ち上げた手を下ろすのが惜しくなるほど。

 

 

 

先日届いたばかりのストームグラスもその一つ。

雫の形をしたガラスはとても清らかで

早く結晶化してくれないかと心待ちにする今日この頃です。

 

 

 

さて、先日結婚した知人への贈り物ということでオーダーを頂きました。

 

 

 

左右のスイカとハネージュメロンのサイズからしても

中央のスイカがどれだけ大きいかがお分かり頂けるかと思いますが

実際の重さは9キロ近くありました。

 

支える指がプルプルガクガクしながらも集中して最後まで彫り上げられたのは

オーダー主さんの「カービングスイカをプレゼントして喜んでもらいたい」

という思いを感じていたからです。

 

贈る人のお気持ち、そして受け取られる方のお気持ちを大事にしながら

特別な日の特別な演出を感動で溢れるものにしたい…そう思うのです。

 

 

 

2013年

8月

11日

市民交流センター

 

10月の毎週金曜日、市民交流センターなにわにて

全4回でカービングレッスンを開催します。

 

内容…

・ソープのプレゼントボックス

・ソープのお花

・リンゴの模様彫り

・ミニカボチャのジャックオーランタン

 

 

 

初めてカービングナイフを持たれる方にも楽しんで頂ける課題になっています。

ご興味のある方、是非ご参加下さいませ。

 

 

 

 

2013年

8月

05日

感謝の気持ちをカービングで…

 

ラジオから聴こえるエルビス・コステロ氏の名曲。

日曜日の夜に彼の声を聞くと甘い蜜の味を知った蝶のように心奪われ

陶酔の渦に巻き込まれていくのです。

 

 

さて、別のお仕事でお世話になったイタリアンの名店堺筋倶楽部さん。

凄腕シェフが導くお料理のお味は然ることながら

大正文化が色濃く残る建物は隅々まで手入れが行き届き

美しい時間を心行くまで堪能することができます。

 

長い間お世話になった感謝の気持ちをスイカに込めて…

 

 

 

お届けするとシェフの方々が集まって

「お〜すごい〜」と「どうなってるの?」「何時間かかるの?」

と言いながら喜んで受け取って下さいました。

中には「習いたい」と言って下さるシェフまで…本当に有り難いことです。

 

 

カービング作品で人の心に感動と喜びを。

そしてその技術を伝えることも私の役目だと思ったsunday night...

「まずは道具から」 とカービングナイフを綺麗に研いで明日に備えるのでした。

 

 

2013年

7月

30日

チクチクと縫うように…

 

 

清少納言は枕草子で「夏は夜」と言いました。

都会に住んでいると蛍に出逢うことはなく、

臨む夜空の月も心無しか窮屈そうに見えますが

お昼間の悪戯な日差しや、耳について離れない蝉の声がない夜は

一日のリセットをするに相応しいものを備えているような気がします。

 

 

 

さて、今回はフルーツカービング中級Lesson課題をご紹介します。

 

 

 

スイカの皮を点線のように残すカットが出てきます。

縫い物をするようにチクチクと彫り進めていくのですが、

その間隔や大きさを揃えるのは十分な練習が必要です。

 

 

Lesson課題の続きをオリジナルで彫り進めると…

 

 

リズムにのってひたすらチクチクと♪

 

このカットができるようになると作品の完成度が一気に高まる上に

カービングが更に楽しく感じてもらえるはず…

 

難しいからこそ楽しいカービングの魅力を沢山お伝えできるよう

私も頑張っていきたいと思う夏の夜…

明日もきっと蝉の声に包まれることでしょうから

今このひとときだけは静かな夏の夜を味わうことにします。

 

 

 

 

2013年

7月

21日

メロンに込めた広い海…

 

心を込めて仕上げた作品を、その想いとともに写真におさめてもらいたくて

Salon de Fereelでは仕上がった作品を撮影して頂くスペースを作っています。

 

 

 

約100柄のパターンペーパーと小物はソープカービング用に、

造花とリーフはフルーツカービング用にご用意しています。

 

 

 

作品の向きや角度を調節し、しっかりその表情を見つめ

ピントを合わせる。

 

そうしていかに綺麗に写そうかと考えて作品に向き合うことは

上達への架け橋だと思います。

 

自分だけの作品写真集を作るように

大事に大事にその1ページを重ねていってもらえますように。

 

 

 

さて、片手にすっぽりおさまる小さなプリンスメロンにカービングを。

 

 

 

先日臨んだ広い海をイメージしてみました。

 

中心の模様は波しぶきを、

まわりには「ひろい」という平仮名をアレンジして彫り

その下には穏やかな波をイメージした模様を。

 

 

 

文字を模様にデザインするのはちょっと難しいですが

丸みを帯びた柔らかい平仮名だからこそ出来る事かもしれません。

 

小さなメロンに彫る広い海はちょっと不思議な感覚でした。

 

 

 

 

2013年

7月

19日

Happy Anniversary

 

北海道へ旅行した時知り合った女性との文通が始まったのは

もう10年近く前になるでしょうか。

 

手紙を通して互いの仕事のことや趣味、ペット、そして恋人のことなど

色んな話を重ねました。

そして彼女は結婚し、いつしか4人の子供の母に。

 

家事に育児にお仕事に…と充実した毎日を送っている彼女の逞しさや優しさは

同じ女性として憧れる存在だったりします。

 

そんな素敵な彼女の記念日にスイカのカービングを…

 

 

 

お子さんの数の薔薇、そして5人目の報告を期待してもう一輪覗かせてみました。

 

そしていつかは野球チームを作れるくらい!という勝手な想像で9つのハートを。

 

 

 

彼女から頂いた「一生の記念になった」という言葉は

何よりも嬉しく、有り難いものでした。

 

 

 

2013年

7月

16日

潮騒の中のカービング

 

 

愛犬を連れて淡路島へ。

携帯の電波がテラスの一角にしか届かないことの善し悪しはさておき、

そこには都会にないものが沢山あるのです。

 

潮騒、海の香り、虫の声、大地の息吹、風の音、満天の星空、

澄み切った空気、鳥たちの歌声…

 

日常生活の中でいつの間にか張られた感覚のフィルターを取っ払い、

今は何時かと確かめることなどせず、時の流れに身を委ねて

ただただのんびりと穏やかにカービングをして過ごすのでした。

 

 

 

同じ幅のラインを同じ間隔で描いて行きます。

 

 

 

心の中で「まーるくまーるく」と囁きながら…

 

 

日常の喧騒を離れ、羽を休めて感覚を研ぎすますことは

それがたとえ少しの時間でも大きな意味を成すということを改めて感じたひとときでした。

 

 

 

2013年

7月

12日

金のたまご?!

 

 

道路に浮かび上がる私の影がうーんと長くなった頃、

近所の工事現場のおじさんがホースで水撒きする先に虹が見え隠れしていました。

幼い時、母のお手伝いで庭の草木に水をあげていると

ご褒美かの如く表れてくれた虹が蘇り、ふと懐かしく思うのでした。

 

虹はいつも透明で、目に見えるが故に失う事もあり、

「小さな箱に仕舞っておけたら…」と子供ながらに考えていました。

 

 

 

さて、スーパーや商店街のあちらこちらでスイカが見られるようになりましたが

皮が黄色いスイカがあるってご存知でしたでしょうか?

 

一見マクワウリやイエローキングメロンのようですが

彫り進めるとスイカの「赤」が裏切ることなく現れました。

 

 

 

フルーツLessonの中で登場するカットを少しアレンジして彫ってみました。

 

少しずつ大きさに変化を付けながら…

 

これは金のたまご西瓜という品種ですが、

皮が黄色の西瓜はいくつか品種があり、中も同じく黄色のものもあるそうです。

 

そのうち虹色の西瓜も出るかしら…とちょっぴり淡い期待を描いたり。

でもやっぱり見慣れたものが一番かな。

 

 

 

 

2013年

7月

06日

four leafs clover...

 

 

真夜中のチョコレートに秘めたほろ苦さは

ひとつ…もうひとつと悪戯な道しるべのように闇へといざないます。

 

 

さて、そんな今日、お生徒さんからとっても素敵なプレゼントを頂きました。

 

 

 

ピンポン球よりもまだ小さいスイカです。

フルーツLessonの受講開始とともにスイカの栽培も始められ、

その間引かれたスイカをプレゼントしてくださったのです。

 

 

さて、何を彫らせてもらおうかしら…と考える間もなく

お生徒さんの上達を願ってハートを4つ…

 

 

 

希望・誠実・幸福の象徴とされている四葉のクローバーを。

 

 

 

 

「フルーツカービングって本当に楽しいです!」と毎回言って下さるお生徒さんに

カービングの楽しさ、奥深さ、美しさをもっともっとお伝えできるよう

私もしっかり努めていきたいな〜とチョコレートを一粒口に含んで感じたそんな夜でした。

 

 

 

 

2013年

7月

04日

white clover & the girl

 

 

シロツメクサの冠と言えば

女の子だったら一度は頭にのせてウフフと微笑んだことがあるはず…

 

長めに摘んだシロツメクサをねじれないように真っすぐ真っすぐ編み、

何度も頭に乗せて長さを確認したりしながら

輪っかにして仕上げる時は気を抜かず、キュッキュッと。

出来た冠を頭にのせる瞬間なんてそれはもうお姫様気分で

ちょっと得意気にお友達に見せたりしていました。

 

 

先日訪れた公園にはそんな淡いエピソードを思い出させるような

人懐こい愛らしいシロツメクサが沢山咲いていて、

その脇で若い女性がサックスの練習をしていました。

 

とても上手とは言い難い演奏でしたが

何度も同じフレーズを吹く姿からはそのフレーズにかける想いが

手に取るようにわかりました。

 

 

その光景をカービングで残しておこうとナイフを手に…

 

でもサックスのシルエットがいつの間にかトランペットに。

 

 

 

スイカの状態が悪く、あまり彫り進める事が出来ませんでしたが

まあるいシロツメクサのように丸い模様を巡らせました。

 

あの女性は思うように吹けるようになったかしら。

あれだけ練習したんだからきっと大丈夫。

そんなことを思う今宵…

彼女のひたむきな姿に刺激を受けたのは言うまでもありません。

 

 

 

2013年

6月

30日

蓮の花…そしてThe Wedding Present

梅雨の晴れ間が広がる朝、

見頃を迎えた蓮を見にカメラ片手に植物園へ。

 

 

 

繊細さと大胆さ…2つの顔を持つ蓮の花は

ただ美しいだけではない不思議な魅力を備え、

もう少しその奥へ踏み込みたいと思う私の思いとは裏腹に

次第にゆっくりとその花を閉じるのでした。

 

 

 

 

さて、先日大切なご友人のご結婚のお祝いにと

ボックスアレンジのオーダーを頂きました。

 

 

 

「グリーンをベースに爽やかなイメージに」というご希望でしたので

グリーンの薔薇をメインにし、黄色の薔薇と白い小花を咲かせました。

 

 

 

愛を実らせられたということで

実りものの「リンゴ」と「ラズベリー」なども添えて

最後「LOVE」のチャームを忍ばせて…

 

 

末永くお幸せに…♡

2013年

6月

27日

より深く

 

 

午後7時を過ぎた頃の西の空は「マジックアワー」という言葉にふさわしいものでした。

橙の絵の具を溶かした水に紫色の液を数滴落としたような…

「逢魔が時」とも呼ばれるこの時間は

キュッと胸が締め付けられたり、夜への期待で胸が膨らんだり不思議な時間です。

 

 

 

さて、時にはイチゴミルクの石鹸を彫ってみたり…

 

 

 

渦巻き、薔薇、、なみなみ、くるりん…と盛り沢山です。

中央は可能性を信じてより深く彫り進めていきます。

 

 

 

 

こちらはマスターの方の体験Lessonの課題にもさせて頂いております。

オプションLessonも可能ですので、

ご興味のある方はお申し付け下さいませ。

 

 

2013年

6月

27日

月と花…?!

先日のスーパームーンは吸い込まれそうになるほど神々しく

その壮大で圧倒的な存在感にふと映画「ET」のワンシーンを思い出しました。

 

その美しい月の姿を残しておこうとスイカにカービングを。

 

当初「月と花」をテーマにして

中心に薔薇、そして月の満ち欠けとクレーターをイメージしたデザイン、

周りは月齢を12の姿で描いて…とあれこれ考えながら彫り始めたのですが…

 

 

 

 

途中で友人から「長居公園の植物園の蓮がとっても綺麗だったの!

絶対おすすめだから見に行って下さい!」と電話があり

あれこれを聞いているうちに頭の中はすっかり蓮に。

 

蓮の蕾と葉をイメージしたデザインを巡らせて

蓮の花(玉ねぎのようなww)をぐるりと。

 

 

 

 

泥水が濃いほど大輪の花を咲かせる蓮。

とにかく汚いお水…

決して良いと言えない環境で育った方が綺麗な花を咲かせるなんて

もうその時点で環境が良いとか悪いとかという次元を越えているような気もします。

 

どのような状況下でもしっかりと花をつける…

私もそんな人間でありたいと思ったひとときでした。

 

 

2013年

6月

21日

水の旅とカービング

 

今日の天気予報も当たったのでこれで3日連続の雨。

空梅雨と囁かれる中の待ち侘びた雨とはいえ、

こうも降り続くと「恵み」を越えやしないかと心配になります。

 

それでもベランダのゼラニウムはまたひとつまたひとつを花を咲かし

その健気な姿に心が随分と安まるのです。

 

 

 

雨上がりとは言えない「雨の合間」に撮る雫…

 

 

 

雫と向き合っていると立ちこめる蒸し暑さをフッと忘れさせてくれるだけでなく

氷や水蒸気に姿を変えて巡り続けるその旅の壮大さに感銘を受けたり…

 

一粒の中に広がる無限の世界を思うと

日頃の疲れや悩みなんて一気に吹き飛ぶのです。

 

 

さて、先日知り合いの方がBarをオープンされたので

手の平にすっぽりと納まる小さな小さなイエローキングメロンを彫りました。

 

 

 

小さな小さな贈り物だけど、喜んで受け取って下さいました。

素敵なお店になりますように…

 

 

 

そしてもうひとつ…

 

ペンで描いていくように、同じ幅のラインを残してカービングです。

 


 

ナイフ1本で生まれる引き算アート「カービング」も

H2Oと同じく無限に続く旅だな〜と思う今日この頃…

 

これからも素敵な出会いと魅力溢れる変化の旅になりますように。

 

2013年

6月

14日

梅雨とカタツムリ

 

白い紫陽花にアップルミントを添えて赤金色の花挿しに…

 

 

 

清楚で可憐なその姿は朝の光を受けるとなお一層美しく、

爽やかな香りと共に窓辺を彩るのでした。

 

 

 

さて、窓から見える空は連日青く輝き、

時折真っ白な羽のような雲が流れるとそのコントラストに胸がグッと来ます。

これが梅雨真っ只中だと誰が思えるのでしょう。

…とはいえそれでも梅雨は梅雨。

 

ということで先日のタイではカタツムリを彫ってみました。

 

 

 

中央には紫陽花とバラを。

そしてその周りをグルッとかたつむりを。

実際にこれだけのカタツムリがいたらちょっとビックリですけどね。

 

このデザイン、梅雨が明ける前にもう一度彫ってみたいと思います。

 

 

2013年

6月

10日

Thai…

 

 

昨夜タイから帰国しました。

 

言葉や生活習慣、文化、価値観の違い、そしてその背景にある歴史…

そういったものに触れた時の独特な刺激や面白さを深く感じたタイでの数日。

 


 

 

船に揺られて向かったアユタヤでは

まるで映画のワンシーンのような光景が目の前に広がり

深呼吸をする度、今まで味わったことのない息吹を感じるのでした。

 

 

 

 

 

勿論タイではカービングを。

 

 

 

ハートの透かし彫りの上にお花や葉をあしらった

とっても素敵なデザインをご指導頂きました。

 

 

 

中央がぷっくりと膨らんだ形の透かし彫り、

そしてそれを囲むハートのデザインがお気に入りです。

 

タイで制作した作品は魅力溢れるタイの光景とともに

今後少しずつご紹介できればと思います。

 

 

 

2013年

5月

27日

体験Lessonの課題

 

 

ベランダのゼラニウムの葉を5枚摘みとり

お湯を入れたガラスの器に浮かべるSunday night...

少し開けた窓からやってくる夜風が部屋中に甘く深い香りを届けてくれます。

 

さて、Salon de Fereelではご入会を希望されてる方に

まず体験Lessonの受講をして頂きます。

初心者の方もカービング経験者の方もお気軽にお越し下さいませ。

 

 

カービング初心者の方には「いちごのレリーフ」を彫って頂きます。

カービングナイフと彫刻刀で絵を描くように仕上げてもらいます。

 

 

 

Atelier ORIENTAL PRINCESSで既に習得されている方には

受講された内容に合わせて3つの課題をご用意しています。

 

 

初級〜中級を受講されている方にはカメオを使ったレリーフを。

絵画を引き立てる額をイメージして丁寧に彫って頂きます。

 

 

 

 

 

中級を受講されている方には「蝶の透かし彫り」を。

お花畑を舞う蝶をイメージして彫って頂きます。

 

 

 

 

上級を受講されている方には「薔薇で囲んだレリーフ」を。

繊細な技術を要する課題ですが頑張って時間内に彫って頂きます。

 

 

 

 

Salon de Fereelの雰囲気を感じてもらいながら

素敵な作品を仕上げて頂きます。

 

Lessonのスケジュールは近日中にアップ致します。

ご興味のある方は是非お問い合わせ&ご予約下さいませ。

 

 

 

2013年

5月

25日

薔薇の花に想いを込めて

 

 

1年中綺麗に手入れされた季節のお花が咲き誇る靭公園では

今沢山の種類の薔薇が人々を喜ばせています。

 

 

 

妖しくねじれた茎の先に咲く薔薇は少し秘めた艶やさを持ち、

耳を澄ませばその吐息が聴こえてきそうです。

 

 

 

静止画のようでいて、可憐に舞うバレリーナのようでもあり…

すっかり心を奪われて、時が経つのも忘れて楽しませてもらいました。

 

 

さて、先日知り合いの会社さんへの贈り物として

アレンジメントのご依頼を頂きました。

全ておまかせということで

 

 

色んな色のソープを使って少しポップで明るいイメージしました。

水色のバラ、ピンクのバラ、黄色のバラ…と

パステルカラーのバラをひとつ、そしてまたひとつと彫り上げ並べると

それはもう楽しくて、色の与えるパワーを改めて感じました。

 

 

 

末永く時を刻む会社になりますように…という想いとともに

時計のチャームを忍ばせて。

 

 

 

 

2013年

5月

24日

Birthday Carving

 

 

お風呂から上がり、左手に持ったドライヤーを髪に向け

右手のブラシはマイクと化し、鏡に映る自分を観客にしてリサイタル。

今日への感謝と明日への期待を胸に

お気に入りのミュージカルの曲を歌いながら過ごす夜。

 

さて、先日大切な人のお誕生日にとオーダーを頂きました。

 

 

 

リクエストは「ハートとお花をいれて可愛く大人な雰囲気」ということで

大きめのハートとハートの模様をあしらった蝶、

そしてその周りを薔薇の花で包みました。

 

 

お気に召して頂けるかドキドキしましたが

「感激!」というお言葉を頂き、嬉しさで胸がいっぱいになりました。

 

素敵なお誕生日を過ごされてるといいな〜と思いながら

ご依頼を頂いたご縁に心からの感謝を…

 

 

 

2013年

5月

21日

可憐なカメオたち

 

 

少し早起きの月曜日。

お散歩に行く前にキース・ジャレット氏が奏でる「Answer me my love」を。

 

彼のトリオとして最後の来日公演を聴きに行って1週間が経つというのに

今でもまだその余韻から醒めず、

あのライブで感じた静かな情熱と誘惑に浸っているのです。

 

そんな今日、注文していたカメオが沢山届きました。

 

模様や色、形や大きさも様々で、

ひとつひとつ手にとって眺めることの楽しさと言ったら…

つい時間を忘れてしまいます。

 

 

ソープカービングレッスン15でカメオを使用します。

安定した「なみなみ」のナイフ使いを習得するのに

外せない課題のひとつです。

 

 

 

レッスン15の応用はこちら。

左から右へ、右から左へとナイフをなみなみさせながら掘り進めます。

 

 

応用のデザインはレッスン可能です。

ご希望の方はお申し付け下さいませ。

2013年

5月

20日

大切なあの人に

茜色に染まった三日月が西の空に吸い込まれて行くのを眺める夜。

次、今夜のような弓なりに曲がった月に逢う時は

サロンもオープンしてるかしらと少しワクワクしたりなんかして。

 

少し日付を巻き戻すことになりますが

母の日にお母様とお姉様にアレンジメントを贈りたいと

男性からご依頼を頂きました。

 

お好きなお色や雰囲気などを伺いながら

心を込めて2つの作品を。

ピンクの反り薔薇を使ったアレンジメントはお母様に。

 

 

若草色と黄色のカーネーションのアレンジメントはお姉様に。

 

 

 

そしてご依頼下さった方の家族を想うお気持ちを

心にソッとしまってもらえるよう、

お揃いの小さな鍵のチャームを忍ばせました。

 

大切な人への贈り物にカービングをオーダー頂けた喜びを感じながら

これからも心ときめく作品を作りたいと思う今日この頃…

 

 

 

ご紹介しております作品は、レッスンでお作りいただけるものもございます。

また、オーダーも承ります。お気軽にお問い合わせください。