Salon de Fereel's Blog < 2014年 エッグアート >
2014年の<エッグアート>に関するブログ記事をご紹介いたします。
ご紹介しております作品は、レッスンでお作りいただけるものもございます。
お気軽にお問い合わせください。
2014年
11月
30日
日
それはまるで夢でも見ていたかのような
大阪から車を走らせること1時間と少し、
小さな小さな村は優しく静かに迎えてくれました。
一歩足を踏み入れるとそこはイギリスのカントリーサイド。
池のほとりでは羊たちが草を食み、
洗濯物の白いブラウスは風に揺れ、
白い窓の向こうにはお花や小物が大事に飾られていました。
アトリエのドアによく似た扉を見つけて思わずパチリ。
色づいた樹々に囲まれたその村は
とてもとてもゆっくりと時間が流れていて
日常に戻り、おさめた写真を見返すと
まるで夢でも見ていたかのような不思議な感覚に陥るのです。
さて、少し前に仕上がった作品を二つ・・・
まずは塗りにこだわった宝石箱。
アンティーク調になるように
アクリル絵の具とニスを何度も何度も塗り重ねてみました。
カットした部分にはメッシュの生地を貼り合わせ
金具は少し大胆に。
そしてもう一つ、
今度は塗りにこだわらず、卵の「白」を使った作品。
正面をハートにくり抜き、
ウェディングベールのように全体をパールで優しく包み込みました。
直線と曲線のカットでメリハリをつけながら
カットした窓どこからでも、新郎新婦の姿は見られるようにしたりして。
いつかこの作品もどこかにお嫁入りできたらいいな〜なんて思う今日この頃です。
2014年
10月
28日
火
だれかが風の中で
どこかで〜だ〜れかが〜
きっと待〜っていて〜くれる〜♪
木枯らし1号が吹いたとくれば木枯らし紋次郎の主題歌を歌いたくなるのです。
犬達と(小声で歌いながら…笑)ズンズンと歩いていると
苦手な強く冷たい風ですら心強い味方に感じるから不思議なものです。
暗い影を持つ渡世人が言い放つ
「あっしにには関わりねぇことでござんす」
という言葉の真意に思いを巡らせていると
改めて最初のシリーズから見直したいと思うのでした。
さて、またひとつエッグアートの作品が完成しました。
繊細な作業の連続で、完成するまで緊張感が絶えることがありませんでした。
ラインストーンの重みに卵の殻が耐えられるかドキドキしながらも
扉の内側と外側にぎっしりと施しました。
そして3枚の扉をあけると…
扉の開閉で雰囲気ががらりと変わるところと
卵のイメージにピッタリの台座がお気に入りです。
ひとまず完成としていますが、
中にウズラ卵を飾ろうかと思案中だったり…
はぁ…キリがないなぁ(笑)
2014年
10月
23日
木
香りの神秘
とっくに日も暮れて星も見えようかという頃、
いつものようにお散歩をしていると
どこからともなくミートソースの匂いがしてきて
ふと足を止めました。
子供の時母が時々作ってくれた
玉ねぎたっぷりのミートソースによく似た匂いで
「いつも美味しくてよくおかわりしたな〜」と
懐かしさと恋しさで胸がいっぱいに…
偶然出逢った香りで、子供の頃の思い出が一瞬で蘇るんだから
香りに秘めたチカラって計り知れないと思う今宵…
さて、空いた時間でコツコツと制作しているエッグアートを。
ライトパープルの宝石箱。
濃淡をつけるように絵の具を塗り重ね、
カットした部分にはベロア素材の生地をはめ込んでいます。
そしてこちらはニスを10回以上塗り重ね、
艶やかに仕上げた作品…
前の格子状にカットした2枚の扉は勿論開きます。
バックスタイルはゴールドの金具で引き締まった感じに。
そして…
布を卵全体に貼り、扉には小さな3つの窓も。
ゆっくりその扉を開くと・・・・・
なんと中は猫ちゃんのバスルームなんです!
バスルームにはライトも完備です。
写真には写っていませんが、可愛い電気傘に小さな豆電球で
レトロ感たっぷりな仕上がりです。
今月末、アトリエのリニューアル(バージョンアップ?)工事をして頂く予定で
展示スペースがグーンと広がります。
カービング、エッグアート、ハワイアンキャンドルの作品を沢山展示し
お越し下さる方に楽しんでもらえたらと思っています。
年内にはハワイアンキャンドルのLessonも開始予定ですので
どうぞお楽しみに♪
2014年
10月
01日
水
エッグアートこつこつと…
無人駅だなんて久しぶり。
人の気配がないというより、時がピタリと止まってしまったかのような空間でした。
どこからか金木犀の香りが風にのってやってきて
秋の訪れを知るとともにどこか人恋しさを感じたり。
セピア色に包まれたホームでシャッターを切っていると
ふとココアが飲みたいと思ったのも人恋しさからでしょうか。
さて、エッグアートの作品もひとつ、またひとつと増えておりまして。
三枚扉の中にはガラスのエンジェル。
こちらもガラスのエンジェル。
殻を抜いた部分にはオーガンジーの布を貼っています。
こちらは卵をパラソルのように見立てて
中には天使の赤ちゃんのお人形を。
前の2枚は開閉できるようになっています。
小さめのグースの卵で宝石箱を。
機械的に邪心を取払い
ただひたすら格子状にカッティングしていくのが好きだったり…
中に入れる宝石が…ほしいな(笑)
2014年
8月
24日
日
高校球児から学ぶこと
台風一過、一糸乱れぬ行進と落ち着きのある立派な選手宣誓から始まった
夏の高校野球も準決勝戦となり
駒を進めた選手達の顔にはより一層の緊張感が感じられます。
開会式の後、記者が宣誓を終えた選手に幾つかの質問を投げかけていたのですが
全ての質問に「僕たちは…」「自分たちは…」と答えていたことが印象的でした。
言葉の節々からもメンバーへの絶対的な信頼や感謝の想いが感じられ
思わず目頭が熱くなったり…
甲子園でプレイするまでには想像を絶する努力や葛藤があったことでしょう。
仲間を信じ、全力で闘う姿をしっかり目に焼き付けておきたいと思います。
さて、やっとアメリカからの金具が届き、
エッグアート作品を仕上げることができました。
中は紫色のベロアとレースを貼り、
アクセサリーなどをソッとしまえるようになっています。
そして卵2つを使ったオブジェも完成しました。
中の卵には格子状のカットを施しています。
外側の卵にはチューリップ模様…
カットが多く、ドキドキしながらも
最後までヒビが入ったり欠けたりすることなく
無事に仕上げることができました。
そして…これは少し前に作ったものですがティーカップのセットです。
今はちょっと息抜きに3枚扉のオブジェを制作中です。
カットは少ないとはいえ「割れれば終わり」なので
最後まで気を抜かずに仕上げたいと思います。
2014年
7月
26日
土
引き算の世界…egg art
千秋楽を明日に控えた十四日目の今日は、手に汗握る取組が多く、
テレビの前でハラハラしながら観戦しておりました。
制限時間いっぱいまで入念に繰り返される仕切りからは
力士のここ一番にかけた熱意が感じられ
見ているこちらまで胸が熱くなるのでした。
さて、お越し頂いてる方はご存知の通り、
アトリエには数点のエッグアート作品を展示しています。
引き算から浮かび上がる儚い世界が好きな私にとって
卵をカットしていく緊張感と達成感は
西瓜やソープのカービングと通ずるものを感じます。
現在展示中のグースの卵の作品…
先日完成したばかりの宝石箱は
今まで手に取ることも無かったパッションピンクの絵の具を使ってみました。
中はベロアとレースのクッションになっています。
上部はハート型をくり抜いています。
現在制作中の小物入れは金色と緑を組み合わせています。
ヒビが入らないよう、そして決して割れないように
ソッと手の平で包み込みながらの作業は時間が経つのも忘れます。
こちらの完成は来月の予定です。
無事に割れず仕上がりますように…(笑)
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