Salon de Fereel's Blog < 2015年 全カテゴリー >
2015年の<全カテゴリー>に関するブログ記事をご紹介いたします。
ご紹介しております作品は、レッスンでお作りいただけるものもございます。
また、オーダーも承ります。お気軽にお問い合わせください。
2015年
12月
29日
火
珍客襲来狂乱忘年会?!
新しい年がもうすぐそこまで来て、指折り数える今日この頃。
今週から冷え込みも増し、せめてブログだけでも温もりを感じる言葉で綴りたいと思ったり。
この春に新居へ引っ越し、その際随分と断捨離を試みたので
年末は少しのお掃除で済むだろうと高を括っていましたが、いやはやいやはや・・・(笑)
年神様を気持ちよくお迎えできるよう、しっかり準備に努めたいと思います。
さて、昨日2015年最後のオーダー作品を納めました。
忘年会を彩るスイカのカービングを・・・とオーダー頂いたのですが、普通の忘年会ではなく・・・
その名も「第37回 珍客襲来狂乱忘年会」と言うんですから驚かないわけがありません。
珍客が襲来して狂乱する忘年会ってどんなのだろう〜と興味津々でカービングしました。
いつも使用するものより小さいスイカでしたので、文字入れはいつにも増して慎重になり
ナイフを入れる方向、角度、深さに随分と頭を使いました。
忘年会のタイトルはもちろんですが、37年も続いているということにも驚きました。
第38回、39回、40回、そして50回、60回と末長く続きますように〜と願いを込めて
周囲には曲線を巡らせる感じのデザインを。
忘年会が始まる1時間前に納品致しましたので、珍客様方の襲来&狂乱の現場を目にすることができませんでしたが
ご依頼主様からは皆さんビックリされて注目の的だったとご報告いただきました。
この度はご依頼くださいましてありがとうございました。
2015年
12月
27日
日
20周年のお祝いに・・・
クリスマスも過ぎ、いよいよ年の瀬・・・
年神様をお迎えする支度をしなくちゃと思いながらも
まだお仕事優先で後回しにしてしまっています。
慌ただしいとついつい余裕が無くなってしまいがちなので
お風呂上がりのドライヤーをいつも以上に時間をかけて念入りにしていると
頭の中でお仕事の優先順位が整い、心持ちもすっきりしました。
ほんの少し立ち止まって周りを見渡すのも進むための手段だな〜と
すっかり乾いた髪を束ねながら思ったり。
さて、先日「友人のカフェの20周年のお祝いに」とオーダーをいただきました。
この夏にお肉屋さんに贈ったスイカのデザインをご希望で(記事はこちら)
私もこのデザインが気に入っていたので、やったー!と一人でガッツポーズ♪
バラのお花を一つ一つ束ねるように丁寧にカービングしました。
オーナーさんはこよなくアメリカを愛されてるとのことで
アメリカの国旗をイメージして星とストライプを周囲に描いてみました。
素敵なお店のロゴもプラス♪
ご依頼主さまからオーナー様に喜んで頂けたとご一報をいただき
思わずスキップしたくなるくらい嬉しさが込み上げてきました。
今回20周年を迎えられたNews Cafeさんのホームページはこちら。
アメリカを中心に素敵な写真が沢山で、まるで写真集かエッセイのページをめくっているかのようで、
いつか東京を訪れた時は是非とも足を運びたいお店になりました。
カリフォルニアワインを片手にマカロニチーズとマッシュルームとオニオンのオムレツをいただく・・・
想像するだけでワクワクする今日この頃です♪
2015年
12月
25日
金
Carving for the Christmas
今年も父の所属するジャズバンドのクリスマスライブに。
自然と身体がスウィングするノリの良い曲から
しっぽりと聴き入る落ち着いた曲や思わず口ずさんでしまう懐かしい曲まで
今年もたっぷりとJazzを楽しむことができました。
流れるようなピアノの旋律、軽快かつ潔いドラムの音、
夏の太陽と春の陽だまりを併せ持ったトランペットの響き、
海辺の夕暮れを感じさせる色っぽいサックスの音色、
規則正しく時を刻む時計のように確かなベースのリズム・・・
すべてが重なり合った響きはじわぁ〜っと胸を暖かくしてくれます。
さて、クリスマスパーティーの彩りとしてスイカ2玉とメロン1玉のオーダーをいただきました。
クリスマスをイメージしたもの、雪の結晶をイメージしたもの、蓋つきのバスケットのリクエストで
デザインはお任せいただきました。
まずはクリスマスのイメージで彫り上げたスイカ・・・
そして雪の結晶をイメージしたもの・・・
そして蓋つきのバスケット・・・
皆驚き、感激し、感動してました!
皆しばらく見とれてました!
皆を代表し改めて御礼を。
感動をありがとうございました!
・・・とありがたいお言葉をいただき
すごく大切な宝物を胸に抱いたような思いになりました。
私がこうしてカービングを楽しませてもらえているのも
私を励まし支えてくださるお言葉だったり、時には私を突き動かし奮い立たせてくれるメッセージのおかげ・・・
そう思うと有難いの一言では言い表せない感謝の思いが溢れます。
今年も残すところあと僅か。
気合いを入れて2015年最後のオーダー品を彫り始めることにします。
2015年
12月
18日
金
寄り添いながら
気温が下がり、師走らしい寒さとなりました。
「寒くなりましたね」
「本当に一気に冬ですね」
そんな会話を交わすだけで寒さも和らぐんだから不思議なものです。
寒さを分け合うように、肩を寄せギュッとくっついて歩くカップルを見ると
(少し羨ましく思いつつ‥笑)なんだかホッコリ・・・
好きな人といつも以上に寄り添えるなら寒い冬もいいものなのでしょうね。
さて、お世話になったとても上品なご婦人への贈り物ということで
ソープカービングのオーダーをいただきました。
お人柄やエピソードを伺いながら
優しい色のソープのレリーフ彫りを綺麗に並べることに決定しました。
それこそ分け合うように、寄り添うように。
9つのレリーフ彫りのソープを並べ、
紫色がお好きだそうなので、ソープの周りには紫色の小花をたくさん敷き詰めました。
1つ1つのソープもご紹介いたします。
ご依頼主さま、今回の贈り物を大事に抱きかかえてお家までお届けに行ってくださったそうです。
とても喜んでいただけたと嬉しいご報告まで頂いてホッと一安心♪
この度はオーダーいただきまして本当にありがとうございました。
2015年
12月
15日
火
卵とソープのコラボレーション
今年の秋は京都へ紅葉を楽しみに行くんだ〜と意気込んでいましたが
スケジュールとお天気に恵まれず行けずじまい・・・
楽しみにしていただけに心残りで12月半ばとなった今になって向かうことにしました。
少しでも紅葉の名残が楽しめたらいいな・・・と思っていましたが
良い意味で期待を裏切られて大感激!
久しぶりの京都は赤や黄色に染まった木々と共に迎えてくれました。
夜の高台寺を彩る紅葉もまた美しく、水鏡に映る姿は多くの人を魅了していました。
さて、ずっとしてみたかったエッグアートとソープカービングのコラボレーションをやってみました♪
格子状の模様を抜いた扉を4枚、
そしてその中にはビオラを手にした天使が座っています。
通常はカットした卵に下地、絵の具、ニスを塗り重ねますが、
今回はナチュラルにしたくて全く何も塗らず卵の殻本来の姿のままで仕上げました。
台座にはソープカービングの切り出しのお花と羽をアレンジしてふんわりと優しい雰囲気に。
格子状のカットは毎度ながらドキドキ!!
慎重に丁寧に一つ一つカットしていきました。
どちらもカービングと呼ばれるエッグとソープ・・・
素材や道具は違えど、引き算で新たな姿を浮かび上がらせるアートです。
互いの良さをしっかり引き出してコラボレーションできるよう、今後も挑戦していきたいと思います。
2015年
12月
12日
土
幸せの門出に
Facebookをされている方ならご存知だと思いますが
Facebookを開くと「何年前の今日」という記事が出てきます。
「過去のこの日」というサービスで数年前の同じ日時に投稿した写真などが表示される機能で
本人しか見ることができないそうですが
「あぁこんなことがあったな〜懐かしいな〜」とか「あれからもう2年も経ったんだ〜早いな〜」と
ほんの一瞬振り返って楽しんでいます。
今日という日を懐かしむ日が来るのかな〜と思うと丁寧に穏やかに笑って過ごしたいと思うのです。
さて、そのお問い合わせを頂いたのはまだ夏の暑い日でした。
結婚式のウェウカムボードにスイカを2玉カービングしてもらえませんか?と。
内容を確認させて頂いたのち「承ります!」のお返事をさせてもらうと喜んで下さり、
楽しみにしてくださっている方がいるということに私も嬉しい気持ちでいっぱいになりました。
オーダー頂いたスイカは2つ。
一つはこれから家族となり歩んでいかれるお二人の似顔絵♪
似顔絵の周りには反り返りのバラとウェーブを、
下部にはハートをたくさん彫りました。
そしてもう1つにはお二人のお名前を。
カービングしながらちょっと照れちゃうくらい
あっちにもこっちにもハートを盛り込んだデザインにしました。
お二人の輝かしい門出にあたり、末長いご多幸とご健康をお祈りしながら
一彫り一彫り心を込めてカービングしました。
私のカービングが大切な思い出の1ページを彩ることができたなら・・・嬉しいです。
この度はご依頼くださいまして本当にありがとうございました♪
2015年
12月
05日
土
優しく甘い歌声に酔いしれて
師走を迎えて一段と肌寒くなり、街はすっかりクリスマスモード。
御堂筋を彩るイルミネーションは華やかに光が煌めき、幻想的で心温まる空間を醸し出しています。
そうなるとどうしても聴きたくなるのは、Nat King Cole氏のひたすら甘く優しい歌声・・・
冬の夜の静かなひととき、ヘーゼルナッツフレーバーのコーヒーと彼の歌声があれば完璧なのです。
さて、今年もchancesさんで生ヒバのリースを作りました。
生ヒバのフレッシュな香りに包まれているとまるで森林浴をしているようで、
心が浄化され、肩のチカラがフッと抜けるのを感じます。
ヒバを適当の長さにカットして、丁寧にリース台に巻き付けて1時間半ほどで完成。
アトリエの扉にある昨年作ったリースと交換です♪
さて、クリスマス仕様のハワイアンキャンドルも制作しました。
赤・緑・白はスイカカラーでもありますが、今回はクリスマスカラーということで
芯を赤色で作り、緑と白を重ねてカッティングしています。
赤と緑は補色というだけあってやはりしっくりとおさまります。
ちなみに「反則だよ〜」と思わず言ってしまうくらい甘く美味しそうな香りのチョコチップクッキーの香りです。
Lessonでもこちらの配色での制作は可能ですので
ご予約の際に「クリスマスカラー希望」とお申し付けくださいね。
ご自宅用や贈り物にオーダーも受け付けておりますのでお気軽にお問い合わせ下さい♪
2015年
11月
29日
日
ひたすらラブリーに
昨夜のお夕飯の時に東の空に浮かんでいたお月様が
今朝のお散歩の時には心無しか欠けた面持ちで、西の空からこちらを見ていて
ふと子供の頃、学校の帰り道にお友達から「お月様の向こう側ってどうなってるか知ってる?」と聞かれ
「どうなってるんだろう・・・うーん、うーん・・・」と頭を悩ませたことを思い出しました。
結局彼女の回答は聞かずじまいだったけれど、
見えないものは見えないまま、知らないものは知らないままで明らかにせず
ひたすら夢を描くのもひとつかな〜なんて思う今日この頃。
お月様の裏側にはサンタクロースがいるなんて聞いたことがあったけど・・・本当かしら?
さて、先日イタリアンのお店の開店祝いにとスイカカービングのオーダーを頂きました。
シェフの似顔絵とイタリア語でおめでとうを意味する「Auguri!」を小さく描いて
全体的にラブリーなイメージで〜というリクエスト♪
ラブリーに♪ということでしたのでハートをしっかり盛り込んでみました。
少しメリハリもつけたかったので薔薇は全て花びらの反り返った薔薇に。
ご依頼主様からは「すばらしい!想像以上の出来上がりに感激です!」と嬉しいお言葉を頂きました。
オープン当日、丁寧にラッピングしてお届けに伺うと隠れ家のようなお店からは
オリーブオイルとガーリックの良い香りが・・・♪
思わずお腹がぐぅ〜と鳴っちゃいそうになりました。
有機野菜やハーブをふんだんに使った本格的なイタリアンを楽しめるそうなので
今度お腹ぺっこぺこにして行ってみたいと思います。
Lo Scarpino 大阪市東淀川区下新庄2−9−1
2015年
11月
25日
水
米つなぎに想いを込めて
連日の愚図ついた空模様も忘れるくらいの清々しい青い空の朝、
ビートルズの「When I'm Sixty-Four」を聴きながらその可愛らしい歌詞に思わず心がときめきます。
まだ何年も先のことだけど 僕が歳を重ねて髪が薄くなった頃
君はそれでも変わらずバレンタインやバースデーカード、それにワインを送ってくれる?
ヒューズが切れたら僕が交換するよ、電球が切れたときも任せて。
君は暖炉の傍で椅子に揺れながらセーターを編む。
日曜の朝は一緒に車でお出かけをして、お庭に花を植えて、草むしりをして・・・
そんなほのぼのした歌詞とクラリネットの音色と優しいメロディは
朝の静かなひとときをより豊かに彩ってくれます。
さて、先日お世話になっている方のお祝い事を兼ねたお食事会に参加させてもらいました。
喜んでもらえたらとこっそり彫ったスイカを持参で♪
似顔絵の周りは薔薇とウェーブを。
2カ所に施したウェーブの片方にはハートを、
そしてもう片方には私の好きな切子作家さんオリジナルの模様「米つなぎ」を参考に
お米を繋いだようなデザインを描いてみました。
食事の席が少しでも華やいだらと思ってお持ちさせてもらったのですが、
テーブルの真ん中、ご本人様の前に飾って頂きました♪
まじまじとご覧になって「これは凄い!!」と嬉しいお言葉も頂戴し、写真も沢山撮って下さいました。
10キロを超える重たいスイカだったので、一旦持ち帰ってお送りしようと考えていたのですが
「大丈夫!持って帰る!」と言って頂き、お家でも何度も見て楽しんで下さったそうです。
ありがとうございます!
今回お食事をさせてもらったのは梅田グランフロントにあるReginaさん。
中華とイタリアンが見事に融合した最高のお料理が頂けるお店です。
お味は勿論のこと、他にない素晴らしいガラス食器は目と心と空間を優しく刺激し
オーナーの行き届いたおもてなしがお食事の時間をより心地の良いものにしてくれます。
ご興味のある方は是非行ってみてくださいね♪
2015年
11月
16日
月
egg art Christmas lesson♪
身震いする寒さの朝を数日迎えると、
もうこのまま秋が終わっちゃうのかと急いでアトリエのあちこちにクリスマスの準備をしたり
自宅のソファにブランケットの用意をしたりと冬支度をしていましたが
昨日や今朝の様子を見ると冬の到来は少し足踏みしているようです。
ハロウィンが終わった翌日にはクリスマスのイルミネーションが街を彩り
「ちょっと気が早いんじゃないの?」と思いつつ、内心とってもワクワクしていたり。
お教室の音楽ももうクリスマスソングにしてもいい頃かな。
・・・ということで♪
エッグアートのクリスマス1DAYレッスンをご用意しました!
カットしたグースの卵にお好きなお色やニスを塗って、
可愛いお人形さんと金具で装飾していただきます。
お人形さんは色々ご用意していますよ♪
*受講料 2,500円
*材料費 1,000〜 (選んで頂く装飾品によります)
初めての方も大歓迎です♪
丁寧にご指導させて頂きますのでご安心してお越しくださいませ。
たくさんの方のご予約を楽しみにしています。
2015年
11月
07日
土
ふたご?めおと?
デコラティブなものから無駄なもの一切を省いたシンプルなものまで、様々なデザインを観ながら
歴史、文化、時代背景を頭に思い描いてそこだけに流れる時間を楽しみました。
時代に合わせて多様に変化と発展を重ね、大阪市民の暮らしを支え、今もなお魅力を伝える建物・・・
それが生きた建築なのかな〜なんて考えたり。
街をぐるりと見渡せば気になる建物はたくさん!
秋空の下、お散歩がてら建築探訪をしてみようかな。
さて、私がカービングを始めて3年以上・・・彫ったスイカは数知れません。
でも「双子スイカ」だなんてスイカは見たことも聞いたこともありませんでした。
60年以上スイカ栽培をされてきた専業農家さんも見たことがないという双子スイカは
1000万分の1と言われるほど極極希少なものだとか。
それほど貴重なスイカが福岡県の農家さんから届いたんだから
箱から取り出した瞬間、感謝と恐縮の思いでいっぱいになりました。
双子スイカにカービングできる機会なんてこの先2度とあるかどうかわからない!と思うと
なかなかナイフを入れることができず、かと言ってすぐにデザインも思い浮かばず、
何日も何日も眺める日が続きました。
でも早く彫らないと傷んじゃう・・・ってことで意を決してナイフを入れました。
左右の大きさがほんの少し違っていて「双子っていうより夫婦みたいだな〜」と思ったので
仲良し夫婦を描こうとハートいっぱいのデザインにして、間をしっかり♡で繋いでみました。
いい夫婦の日ももう少し。
ご夫婦仲良く「こんなスイカもあるんだって〜」と見てもらえたら嬉しいです。
ちなみに・・・
通常のスイカなら転がしたり回したりしながら彫れるのですが
こちらの双子?夫婦?スイカはそれができず、自分が動いたりスイカを持ち上げたりしながらのカービングで
いつもの3倍は時間がかかりました。
またいつか双子スイカのカービングが出来ることを願って、
それまでしっかり筋力をつけておきたいと思う今日この頃です。
2015年
11月
03日
火
同窓会のサプライズに
さあて、タイヤの修理も終えたことだしどこに行こうかと
ドライブで行き着いた先は関西国際空港の展望台。
まさかの寄り道でカメラに望遠レンズは装着していないことを悔やみつつも
次々と飛び立つ機体に想いを馳せるひととき。
相変わらず空は青くて広くて高くて雄大でした。
展示スペースのジオラマはとても精巧に作られていて
「細やかな手仕事」好きの私はファインダー越しに大興奮。
プラモデルや模型好きの男の子の気持ちが少しわかる気がしました。
さて、先日卒業して約50年の同窓会を開かれるということで
ご担任だった先生の似顔絵のカービングをご依頼頂きました。
似顔絵とお名前、そしてお好きだという碁石を最下段にカービング・・・
この時期のスイカは亀裂が入りやすく、彫り始める4日前から少しずつ皮の圧を抜いて調整しました。
それでもナイフを走らせていると「ピキピキ」と嫌な音がして・・・ドッキドキのカービングでした。
(無事割れずに完成しましたよ♪)
同窓会はとても盛り上がったそうで、
私の彫ったスイカは先生を始め同窓生の方々にも大変喜んで頂けたとお写真付きでご報告を頂きました。
50年を振り返ったり懐かしんだりして楽しい時間を過ごされたんだろうな〜とお写真を拝見して思いながら
カービングの魅力を少しでも伝えられたかな〜と嬉しく思ったり。
この度は大切な日にオーダーいただきまして本当にありがとうございました♪
2015年
10月
24日
土
マグノリアの香りをまとって
ジュリア・ロバーツ出演の映画、小さな街で繰り広げられるヒューマンドラマを描いた
「マグノリアの花たち」をご存知でしょうか。
随分と前に観たのですが、女性たちの喜びや悲しみ、愛情や憎しみ、幸せや葛藤が感じられ、
悲しいけれど心穏やかに見終わったことを覚えています。
初夏に出会ったミスト、パウダー、クリームの3点セットは、秋を迎えて2本目に突入しました。
香水は滅多につけない私ですが、お風呂上がりや眠りに就く前に香りを身にまとうことは大好きで
その日の気分でを使い分けて楽しんでいます。
マグノリアの香りは上品で棘がなく、ふんわり甘い香りが与えてくれるのは心地のいい安らぎ・・・
映画とともにお勧めしたい香りです。
さて先日、ハワイで挙式をされる素敵なカップルさんからハワイアンキャンドルのオーダーをいただきました。
アトリエにお越しいただき、お好みのお色やデザインを伺ったのちに
雰囲気やバランスを考えながら制作すること13本♪
ボリュームがあるデザインがお好みとのことだったので、全体的にカール、ハート、リボンを盛り込み、
お色目は穏やかなパステル系を中心にしてグラデーションで仕上げました。
アトリエまで引き取りに来て下さり「何があってもキャンドルを守ります」と大事そうに抱えて
階段を降りて行かれた姿がとても印象的で、
お見送りさせてもらいながら心から末永いお幸せをお祈りしました。
今頃挙式を終えて、ご夫婦仲良くハワイの青い空と広い海を眺められている頃かな。
Salon de Fereelでは先月よりハワイアンキャンドルのレッスンを開始しております。
火を灯して安らぐことはもちろんのこと、作る楽しみと飾る喜びも感じていただければと思います。
レッスンではフルーツ・ソープカービングと同じカービングナイフを使用致しますが
カービング未経験の方も素敵なキャンドルを作られていますのでご安心下さいませ♪
ご興味をもって下さった方はぜひお気軽に体験レッスンにお越しください。(→スケジュール)
2015年
10月
17日
土
ブログ本100冊刊行記念に・・・
8月に買ったデンファレのお花が10月の半ばを過ぎた今も綺麗に咲いてくれています。
1日に2回ほどお水を替える以外に特別なことは何もしていないのに
こんなにも長い間彩りを与えてくれるなんて、本当に有難いことです。
さて、先日株式会社レーザーテック浜野社長のブログ本100冊刊行記念のパーティーが開かれ
スイカカービングのオーダーをいただきました。
8年4ヶ月(100ヶ月)も続けられているという浜野社長のブログはこちら。
そしてカービングの仕上がりは・・・
文字周りはシンプルに、バラには反り返りを入れて豪華に仕上げてみました。
そして似顔絵も・・・
我ながらよくできた!と思っていたのですが、
当日、パーティーが始まる数時間前に浜野社長は美容室でヘアースタイルをガラリと変えられたそうで・・・
(そこまでは考えてなかった〜!!!)
でもそれはそれで大きな笑いが生まれたようでホッと一安心。
サプライズの場合、想像力をいつも以上に働かせないと〜と思ったり(笑)
私の周りにも何年も毎日ブログを更新されている方が何名かおられますが
みなさんおっしゃることは「習慣だから」という言葉です。
1日1日の積み重ねがいつしか習慣となり「継続」に結びつくのだと。
続けることが目的ではなくて結果的に「続いている」に過ぎないとも教えてもらいました。
より良い選択肢を選び、それを習慣にしてしまう・・・
豊かに暮らすポイントかもしれませんね。
2015年
10月
07日
水
時の刻み方・・・そして違う形でのお花
我が家には砂時計の隣にもうひとつ、泡時計なるものがありまして。
その文字の通り「時間を計る」砂時計。
そしてただひたすら「時間を楽しむ」泡時計・・・
砂が一定に落ちていく砂時計に対し
泡がぽこぽこと上に上がっていく泡時計。
形は似ていても、その目的も性質もまるで違うこの2つを並べてそれぞれを眺めていると
同じように流れている時間まで異なるように感じるんだから不思議なもので。
さて、先日行きつけの美容室のリニューアルオープンのお祝いにと
スイカとメロンのカービングをオーダーいただきました。
お届けさせてもらった美容室は京都にある美容室GRAND LINEさんで
HPを拝見すると少しクラシカルでモダン&シックな感じで
カットのついでに「ヘッドスパもお願いします」と言っちゃいそうな雰囲気です。
スイカにはお店のロゴをカービングしました。
あちこちにハートを描いて可愛くオリエンタルな雰囲気に仕上げました。
そしてメロンには薔薇の花を。
ハネージュメロンの爽やかで可憐な色、そして常に感じる澄明感・・・
彫っているととても心が安まります。
当初は「お祝い事だし沢山薔薇を彫るデザインにしようかな〜」と思っていたのですが
確かに美容室は人も多く華やかな場所だけれど、
美容師さんとお客さんの基本1対1で向き合ってひとつの作品(髪型)を仕上げる・・・と考えて、
2輪の薔薇が寄り添うデザインにしました。
(きっとアシスタントの方もおられるだろうから蕾もプラス♪)
宅配便で直接お店にお届けさせてもらったのですが
お電話させてもらったら、無事に綺麗な状態で届いたとご報告頂き一安心。
後日ご依頼主さまがお店に行かれたところ、
スタッフ皆さん、携帯で写真を沢山撮って下さってたそうで、大絶賛の言葉も頂いたそうです。
お花の贈り物が多い中、違う形でのお花のプレゼントになったとご依頼主さまにも喜んで頂けました。
この度はご依頼頂きありがとうございました♪
2015年
10月
03日
土
ふたつのフレーム
御堂筋を自転車で駆け抜けていると、銀杏のあの独特な香りに包まれます。
ペダルを漕ぐのをやめて木々を見上げると、先週よりも明らかに黄色味を帯びていて
黄金色に輝き始めるのももうあと少しだと胸が高鳴ります。
「しずか〜なしずかな〜 里の秋〜♪」と(小さな声で)口ずさんでいると
言葉で言い表せられない違和感をおぼえ
「やっぱりこの曲は真昼間の御堂筋じゃなくて、田舎のしずかな夜ね・・・」
とひとりで納得をして口を閉じるのでした。
さて、先日ピンクのバラをメインにしてフレームアレンジを2つ作って欲しいとご依頼頂きました。
おひとつはご友人様の誕生日プレゼントに、そしてもうひとつはご依頼主様のお宅に飾ってくださるとのことで
お好みの素材や雰囲気を伺いながら仕上げました。
格子状のスチール素材にレースがあしらわれた上品なフレームは
ピンクのバラにもとてもマッチしました。
そしてもうひとつは木製のフレームへのアレンジに。
どちらも使用した素材は殆ど同じなのですが、フレームが変わると印象も変わります。
これはアレンジメントに限ったことではなく、普段のお洋服選びやヘアースタイル、
お料理の盛り付け、お部屋のインテリアなどでも同じことが言えると思うのですが
ほんの少し変えるだけで雰囲気や印象が変わって、その場の空気や気持ちにも変化が表れたり。
上手にコントロールしながら変化を楽しんでいけたらな〜といつも頭の片隅で考えている私です。
さておき・・・
2つの作品とも宅配便でのお届けでしたので、お手元に届くまで気がかりだったのですが
無事綺麗な状態で届いたとの一報を頂いて大きく胸を撫で下ろしました。
大切な人への贈り物、そしてご自身へのプレゼントとしてもオーダーくださって
とても有り難い気持ちでいっぱいです。
この度はご依頼頂きありがとうございました。
2015年
9月
27日
日
月夜の散歩道
まだ辛うじて西の空にオレンジが残る中
東の深い藍色の空にまあるいお月さまが昇っていきます。
中秋の名月・・・今年ももうそんな時期がきたんだと思うと月日の流れの早さを感じます。
ひとりワイングラス片手にベランダで美しい月を眺めながら
JITTERIN'JINNさんの「月夜の散歩」を口ずさんだり。
淡く切ない恋心が綴られた歌詞がポップなリズムに乗せられて
より一層センチメンタルな気持ちに駆られます。
明日のスーパームーンも絶対に見逃せない!と楽しみにしていますが
今宵は今宵の月を心ゆくまで味わいたいと思います。
さて、夏の間フルーツカービングのブログアップが続いておりましたが
ソープカービングもちゃーんとしておりました(笑)
結婚式のウェルカムボードにとご新郎ご新婦さまの知人様からオーダーいただきました。
優しい感じのバラで〜ということでしたので
角はつけず、ふんわりしたイメージでカービングしました。
せっかくだからハートたっぷりつけませんか?とご提案したところ
「ぜひ華やかにしてください〜」とおっしゃってくださったので、5つもつけちゃいました♪
ご新郎ご新婦さまにも喜んでいただけて、
列席された方々もたくさん写真を撮って下さったと伺い嬉しい気持ちでいっぱいです。
どうか温かいご家庭を築かれますように〜♪
この度はご依頼ありがとうございました。
思えばソープカービングの作品をご紹介するのは随分と久しぶり・・・
秋冬はソープカービング、そしてエッグアートの作品もご紹介できるように
しっかり作品を仕上げていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
2015年
9月
22日
火
絶品のおうどん
お気に入りの音楽を聴きながら車を走らせて、お彼岸のお墓参りに。
ご先祖様に手を合わせて近頃の報告をしてから
毎日恙無く暮らせていることに感謝を伝え、家族の幸せをお祈りしました。
青い空にうろこ雲、赤い彼岸花が綺麗に列をなして咲いていて
季節はちゃんと秋を迎えていることを感じ、少しセンチメンタルな気持ちに。
実家のお庭にある金木犀が香り始めるのももう少しかな・・・楽しみ楽しみ。
さて、実家から車で5分のところにあるおうどん屋さんに行ってきました。
とある食事会でそちらの店主とご挨拶をさせていただいた際
おうどんへの拘り、お出汁への熱い情熱、お客様とお店のスタッフへの感謝の気持ちを語られていて
そんなお話を伺っていると「絶対食べたい!」と思ったのがきっかけです。
奈良県香芝市にある鈴庵さんは地元のみならず他府県からも連日たくさんの方が訪れていて
美食家の方にも大きな支持を得ているお店です。
お任せでお願いし、まずはもっきりスタイルでお出汁を頂きました。
そしてひやかけを頂いて、炊き込みご飯、ぶっかけ、鶏天、ローストビーフ丼、
そして生醤油でいただくおうどんまで・・・
もちろん一人ではありませんが、本当にお腹がはちきれるほど頂きました・・・
ツルッとした舌触りとモチっとした食感が心地よく
他のどこのお店でも味わえない絶品のおうどんで
情熱を注がれたお出汁は毎日タンブラーに入れて持ち歩きたいと思うほど良い味をしていました。
わざわざ出向いて食す価値があるおうどんなので、ぜひ足を運んでみてくださいね。
そしてお土産に持参したスイカのカービングはこちら。
お店のフォントをそのまま描き、周りには「鈴」をイメージしたデザインと
下段にはおうどんをイメージしたS字模様を。
そして小麦も♪
店主もスタッフの方もとっても喜んでくださり
早速カウンターの目立つところに飾ってくださいました。
その後も写真を撮られるお客様もおられるそうで、カービングアーティスト冥利につきます。
美味しいおうどんと店主のお心意気にお腹も心も大満足のひと時・・・
ぜひまた近いうちに伺いたいと思います。
2015年
9月
15日
火
人を良くすると書いて食と読む
朝晩は肌寒く感じるほどに季節が移ろい、
いよいよ待ちに待った「食欲の秋」の到来です。
さんま、戻り鰹、りんご、ぶどう、なし、栗、サツマイモ、銀杏、柿、新米・・・
頭に描くだけでお腹が空いてきます。
今年は香り高い新そばもいただきたいな〜なんて思っているので
どこかおすすめがあれば教えてください♪
さて、先日「人を良くする書いて食と読む」をテーマに素敵な活動をされている
稲田敏博さんのバースデーパーティーに出席させていただきました。
以前から存じ上げているものの、直接お会いするのは初めてで
ドキドキしながら会場に行くと入り口で一番に出迎えてくださり
私の手にしているスイカを両手で大事に受け取ってくださいました。
100名を超える方々が駆けつける中始まったパーティーはとても盛り上がり
みなさんそのひと時を心から楽しんでおられました。
お一人お一人に丁寧に挨拶にまわられる稲田さんのお姿からはお人柄が感じられ、
人としての在り方を考えさせられると同時に、
私も人望厚い稲田さんのように
いつもどんな時も周りの人へ感謝の気持ちで接することができる人になりたいと思ったり・・・
そんな心温まる夜でした。
今回のパーティーのために彫り上げたスイカはこちら・・・
稲田さんの似顔絵を描きましたが、ご本人はもっともっとずーっと男前です(笑)
そしてもう一つにはハッピーバースデーの文字を。
稲田さんにもとても喜んで頂けて
会場でもたくさんの方が写真を撮ってくださり、本当に嬉しい気持ちでいっぱいでした。
稲田さん素敵なパーティーにお招きくださってありがとうございました。
「いつか私のカービングで人を驚かせたり楽しませたり喜ばせられたら」
そんな想いで練習を重ねていた頃をふと思い出しながらの帰り道。
あの頃の夢に近づけたかな〜なんて考えながら
「まだまだこれから!もっと腕を磨こう!」と心するのでした。
2015年
9月
07日
月
チョコレートに習って
静かな夜の雨音の調べは他のどんな響きよりも心地よく
頂き物のチョコレートとの相性もぴったりです。
「ひとつだけ」と思っていたのに二つ目に手が伸びてしまい
その言い訳を一生懸命考えていたら思わず笑いが込み上げてきました。
「美味しいんだもん」・・・その一言に尽きます(笑)
さて、少し前になりますが気分転換に彫った時のものを・・・
ひとつずつ丁寧にカービングしました。
箱に綺麗に並べられたチョコレートを
「どのチョコレートにしよう」「あっちかな、こっちかな」と選ぶ時のように
お好みのデザインを見つけてもらえたら幸いです。
スーパーの果物コーナーには桃やブドウ、イチジクが並べられ
スイカを見かけることも少なくなりました。
季節は移り変わり、いよいよ秋です。
とはいえ鳥取からの小玉スイカが入ると市場の方から伺っているので
まだまだフルーツカービングは続きます。
ちょっぴり秋らしいカービングを楽しめるといいな〜と思う今日この頃です。
2015年
8月
27日
木
百日紅の季節
この夏の百日紅(サルスベリ)は例年に比べて枝ぶりも花付きも良く思うのは私だけでしょうか。
白や薄紅や濃いピンク・・・
昔少し習っていたフラメンコのドレスを思い出させるフリルの花びらはとても愛らしく
暑さに歪む顔を朗らかにしてくれます。
梅雨明けから開花して初秋まで咲き続けるから「百日紅」と名付けられたと思っていたら
ある王子様が恋人である娘に百日後の再会を約束して旅立ったものの、
戻ると恋人は亡くなっており、埋葬された場所からこの木が生えていたという諸説からだとか。
恋人を帰りを待ち続けていた娘の生まれ変わりなのでしょうか。
百日紅の花となり王子様の胸に抱きしめられたのかしら・・・なんて考えながら
雄弁・潔白・あなたを信じる・・・という花言葉の意味を噛みしめる今宵。
さて、先日家電メーカーのHITACHI様からのご依頼でスイカのカービングを納品致しました。
エディオン様のロゴを彫ったもの・・・
そしてHITACHI様のロゴとキャッチコピーを。
これからもずーーーーっと末長く繁栄される会社でありますようにと願いを込めて
インフィニティマークをいっぱい(過ぎる?)描いてみたりして。
大切な会合の受付に飾ってくださったのですが、
ご覧くださった方々に驚き喜んでもらえたと報告頂き、ホッと一安心。
2次会で美味しくお召し上がり下さったと聞き、これまた嬉しく思いました。
この度はオーダーいただきありがとうございました。
幼少の頃通っていた保育園の広い境内の片隅に2本の百日紅の木があり、
毎年この時期になると白と紅の花が咲き誇っていました。
私を迎えに来てくれた母がその花を見るたびに「綺麗だね〜」と言っていたのが
今も印象に残っています。
あの2本の木は今もあの場所で見事な花を咲かせているのかな。
2015年
8月
24日
月
バタフライカフェさんからのご依頼
北東に向いた我が家からは毎朝美しい朝日を有り難く拝むことができるのですが
久しぶりに眺めた夕陽もまた清らかで優しく、思わず見惚れてしまいました。
つい自分中心で暮らしてしまいがちですが
ふと気づくと大切な人の温かい眼差しだったり、優しい心遣いが近くにあって
大事なものをもっと大事にしたいな〜なんて思う夕暮れでした。
さて、先日名古屋にあるバタフライカフェさんから晩餐会でのウェルカムボードにと
スイカのカービングのご依頼を頂きました。
蝶がはばたくロゴマークを中心にして周りを薔薇で包み込んだイメージで〜というリクエストでしたので・・・
周りの薔薇の上にも蝶を放ち、その下にはお店のイメージで模様を刻みました。
そしてもうひとつ、「welcome」の文字をカービングしたスイカも♪
こちらはハートを忍ばせて、ラインの太細でメリハリをつけたデザインにしてみました。
晩餐会を無事に終えられたご担当者様からメッセージを頂きました。
スイカのカービング、大好評で予想を上回る反響でした!!
ご来店されるかた、皆様お写真を撮られていて
スイカが今回の晩餐会で一番注目を浴びてました☆
本当に田中様にお願いをして良かったです。
出会えて本当に良かったです。素敵な晩餐会になりました。
(中略)
嬉しすぎるメッセージに感激で思わず手を叩いて喜びました。
私のカービングで楽しんだり喜んでもらえたり、
「素敵な時間を過ごせました」とか「良い思い出ができました」というお言葉を頂いたりすると
ただ好きで、ただ楽しくて夢中になっていたカービングが
いつのまにか人の役に立てるようになったんだ!と嬉しくなります。
頂いたいろいろなお言葉を胸に、これからも精進していきたいと思いますので
どうぞよろしくお願いいたします♪
2015年
8月
20日
木
HPリニューアルしてくださったLycksTillさんに
約束の時間に遅れないようにと足早にマンションを出ると
向かいにある公園からツクツクボウシの鳴き声が聴こえてきました。
日中はまだまだ暑いとはいえ、朝晩はクーラーを切ってバルコニーへ続く扉を開放して
時折吹き抜ける風を楽しむようにもなり、季節の移ろいを感じる今日この頃。
さて、以前からHPをご覧くださっている方はご承知の通り、
先日Salon de FereelのHPをリニューアルさせていただきました。
アトリエの雰囲気に合わせてお願いしたところ、
私のイメージをはるかに超える素敵なHPに仕上げてくださったのはLycksTill(リュクスティル)さん。
この春からロゴを作成頂いたり、パンフレットをデザインして頂いたりとお世話になっています。
「こんな風にしたい」「あんな感じがいい!」というイメージを抱きつつも
それを言葉にして伝えることは私にとってそう簡単ではありませんが
そんな曖昧さを汲み取って下さったり
視点を変えた提案やより良いサービスの企画までして下さって感謝の念が絶えません。
そんなLycksTillさんへ感謝の気持ちを込めてスイカのカービングを・・・
ロゴマークを中心にして、可愛らしいデザインに。
皮の厚いスイカだったので、周りのバラは白と赤のグラデーションを楽しむことができました。
お届け当日はもったいないと見て楽しんで頂くだけに留まり、
翌日、断腸の思いでナイフを入れてくださいました。
スイカは大好物だそうで、美味しくお召し上がりくださってホッと一安心。
Salon de Fereelではオーダー品のスイカを仕入れる時
大きさや状態はもちろんですが、お味にもこだわっています。
カービングを目で見て楽しんでもらった後は
切り分けてみなさんで食べて楽しんでもらえたらいいな〜と思っているからです。
この夏は「鳥取産がぶりこ」「山形産尾花沢スイカ」の2種類に限定してオーダー品のカービングをしましたが、
どちらも美味しかったと嬉しいコメントを頂戴しました。
がぶりこは入荷が終了したので、これからしばらくは尾花沢スイカになりますが
目でも舌でも楽しんで頂けるよう努めたいと思います♪
2015年
8月
13日
木
ウルトラマンXとゴモラ
ペルセウス座流星群のピークを迎える中、
もうずっとずーーーっと放ったらかしにしていた神話事典をペラペラめくる今宵。
キプロスの王「ピュグマリオン」は才能豊かな彫刻家で
ある時自分の理想とする完璧な女性を彫刻で作り上げました。
その彫像があまりにも美しかったので、彼はその彫像に恋をし彼女との結婚を心から願います。
来る日も来る日も熱く願い続けたピュグマリオンは
「彼女が手に入れられないのなら崖から飛び降りて死んでしまおう」と呟きました。
愛の神「アフロディテ」がその姿を見て、願いを叶えてあげようと彫像に命を吹き込み
想いは実現し、ピュグマリオンは結婚をし子供も授かることができました。
・・・いわゆる人は期待された通りに成果を出す傾向があるという「ピグマリオン効果」の由来の話を読みながら
相手に対して期待を抱くのはもちろんですが、自分自身ももっと期待しそれを信じたいと思ったり。
目紛しく溢れる情報や誘惑(?)に惑わされず、私が本当に望むことに真っ直ぐであろう・・・
そんなことを考えながら北東の夜空を見上げています。
さて、先日知人のお孫さんがお里帰りされるということで
サプライズのプレゼントをさせていただきました。
お孫さんが大好きだというウルトラマンXとゴモラを大きなスイカにカービング。
馴染みのないキャラクターをカービングするのは思った以上に難しく
彫り始める前にあれこれ検索してその姿や性格を頭に叩き込みました。
周りの模様はゴモラ(恐竜?)の足跡を意識してみました〜
はると君、とっても喜んでくれたそうですが・・・
ウルトラマンXとゴモラを傷つけたくない!となかなかナイフを入れてもらえなかったそうで(苦笑)
でも何日もかけてお召し上がりくださり、最後はウルトラマンXとゴモラがカードのように残ったそうです。
「孫の喜んでる姿、最高でした!」と嬉しいお言葉も頂戴し
私のカービングが素敵な思い出のスパイスになれた・・・と幸せな気持ちでいっぱいになりました。
2015年
8月
10日
月
お肉屋さんにスイカを
大好きなお姉ちゃんを失ったショックから立ち上がることも出来なくなっていたサラが、
ようやく少しずつ元気を出して笑顔をみせてくれるようになりました。
フェアリの遺影の前に置いたお菓子をこっそり食べるところを私に見つかり、
慌てて逃げることもあったりで、
口では「サラ!ダメでしょ!」と言いながらも、どこか内心ホッとしています。
明け方にお散歩に行くと、東の空に上がったばかりの細い三日月があって
それをジーーーッと見つめるサラの表情は優しくもあり逞しくもあり、
彼女なりにフェアリの死を懸命に受け止めたんだろうな〜と思えてなりません。
そんなサラももう12歳でボルゾイにしては長生きなおばあちゃん。
これからも健やかに朗らかに過ごさせてあげたいと思う今日この頃・・・
さて、今はバランスのとれた缶詰やフードを食べてくれていますが
フェアリとサラの若い頃の食事といえば生肉がメインで、牛もも肉と鶏ササミが彼女たちの大好物。
当時お世話になっていたのが姫路市にある「お肉屋さんごんどう」さんで
いつも新鮮で美味しいお肉を送ってくださっていました。
店主は冗談を言うのが好きな面白い方で
電話で話し出すとジョークの連発で笑いが止まらないほど。
久しぶりにお肉を送ってくださるというので、「じゃぁ少しだけ」とお願いしたら
沢山の(しかも霜降り!!)のお肉が届いたものだからびっくり!
もちろんサラの大好物のササミもたっぷりで、当時と変わらず美味しくいただきました。
ささやかながらお礼に・・・とスイカのカービングを。
スイカのカービングをご覧になるのは初めてだったそうで、とても驚き喜んでくださいました。
少し大きめのスイカだったので、そのままではお肉のショーケースに入らなかったそうですが(笑)、
その後美味しくお召し上がりいただけたかしら〜なんて考えたり。
「お肉屋さんごんどう」さん、もちろんお肉は言うまでもなく美味しいのですが
おすすめはコロッケとミンチカツ!!
スパイスの香りが際立っていて、心もお腹も満たされます。
姫路城に行った帰りに立ち寄るなんていかがでしょうか?
2015年
8月
04日
火
大人エレガントなカービング
車で少し行ったところにあるお花の問屋さんには、
気品漂う凜とした姿の花や、そっと撫でたくなるような何とも愛らしい花まで沢山の種類の花が並んでいて
その芳しい香りに包まれるだけで幸せな気持ちになれるんだから、
お花に秘めた力はすごい!と思う今日この頃。
数日前の夕刻の淡いオレンジに染まった空の美しさが忘れられず、よく似た色のバラを10輪選んでみました。
薄紫のスターチス、そしてフェアリが好きだった白い小花も忘れずに。
これだけ買っても1,000円札1枚で事足りるんだからお財布に優しくてありがたい〜(笑)
今度は真紅なバラなんて買ってみようかしら。
さて、アトリエからすぐ近くにあるインポートのお洋服屋さん「CHIQUE」のオーナーさんから
先日大切な方への贈り物にとスイカのカービングをオーダー頂きました。
大人でエレガントな雰囲気をご希望されたので
「麗」の文字の周りは卵形にし、派手になりすぎない程度に模様を彫り込みました。
ご依頼くださったオーナーさんにも、お届けさせてもらった方にもとっても喜んで頂けました。
でも「やっぱり切り分けられない」とのこと・・・
カービングアーティスト冥利に尽きる嬉しいお言葉なのですが、
美味しいスイカなので是非お早めに〜と言っちゃう私です(笑)
CHIQUEに立ち寄るといつもふんわりほんわかした雰囲気のオーナーさんが出迎えてくれます。
綺麗に並んだお洋服はどれも素敵なものばかりで
ハンガーごと手にして鏡の前で身体に合わせる度に心ときめきます。
お気に入りの1枚がきっと見つかると思いますので是非行ってみてくださいね♪
2015年
7月
25日
土
阪神タイガース・トラッキーのカービング
来月に予定しているギルバート・オサリバン氏のライブを心待ちに、
「Alone again」や「Clair」や「Get down」といった名曲を
エンドレスリピートして楽しむ朝。
切なさを誘うピアノの旋律、素朴で優しいギターの音色が
始まったばかりの清らかな朝のコーヒータイムを和やかにしてくれます。
とはいえライブはワイングラスを傾ける夜の時間。
歌にお酒に酔いしれて頬を真っ赤に染めた私がそこにいることでしょう。
さて、先日阪神タイガース大ファンの知人へ
スイカのカービングをプレゼントしました。
トラッキーがなんとも可愛らしく
彫りながらこちらまで思わず笑みがこぼれました。
周りは阪神タイガースのユニフォームの縦縞とハートを。
知人には感嘆の声と共にとても喜んで頂けました。
実は私も阪神タイガースのファン♪
著作権の制限もあり、オーダーではこのようなキャラクターを彫ることはできませんが
こうして好きなキャラクターをカービングさせてもらい
身内で楽しめることは嬉しいことです。
(今回のカービングは株式会社阪神タイガース様に報告しています)
現在セリーグ首位の阪神タイガースですが、
他チームとの差はほとんどなく、これからどうなドラマが繰り広げられるか
楽しみな今日この頃です。
2015年
7月
18日
土
紫陽花に習って・・・
梅雨明けも目前となり、
雨の日を美しく彩った紫陽花の季節も終わりを迎えようとしています。
紫陽花の花言葉は「心変わり」ということから裏切りの象徴として
昔は嫌われる花だったと聞いたことがありますが、
より良い行動をするにも、日頃の悪習慣を正すのも心を変えないと始まらない・・・
そう考えると、変わることに恐れをなさない紫陽花に強さを感じたりします。
私も紫陽花に習い、日々心を改めて過ごしたいな〜と思う今日この頃です。
さて台風も過ぎ去り、今日は強い日差しが照りつける1日でした。
ということで、太陽をイメージしたカービングを。
ラインには太細をつけ、尖りと丸みを組み合わせました。
メラメラした感じ・・・伝わってますか?
いよいよ始まる本格的な夏!
蝉の声にも、灼熱の太陽にも負けないくらい心熱く過ごしたいと思います♪
2015年
7月
16日
木
時計×ソープカービング
連日の猛暑ですっかり心は夏模様。
カーテンのタッセルも夏バージョンに変えて
季節の移り変わりを楽しんでいます。
と思えば台風の影響で明け方から雨風が強く
バチバチと窓を打ち付ける雨音が部屋中に響いています。
どうか大きな被害がありませんように・・・
さて、過去にも何度もオーダー下さっているDAAのYuko先生から
ソープカービングのオーダーを頂きました。
今回はピンク色のソープでレリーフ彫りのご注文です。
ハートと薔薇を組み合わせデザインは
過去の作品の中から選んでくださりアレンジしたもの。
最下段には2重のくるりんをほどこして
横からでも楽しんで頂けるようにしました。
レッスンでも使用している時計のフレームでアレンジ。
プリザーブドフラワーとソープがぴったり納まってくれました。
宅急便でのお届けでしたのでドキドキしましたが、
無事に届いてとても喜んで頂けたとご連絡をいただきホッと一安心。
時計フレームを使うことで、
カービング作品がより日常に溶け込んでくれるかな〜なんて
ちょっぴり期待を抱いている私・・・
また違うデザインで制作できるのを楽しみにしています。
2015年
7月
12日
日
家紋からの紐解き
いよいよ七月名古屋場所が始まりました。
初日は日曜日なので、朝から所用を済ませ、
お酒と肴をたんまり用意してテレビをつけると
三役揃い踏みが始まるほんの前でした。
一組一組、力士の場所にかける思いや意気込みがひしひしと伝わり
番付表片手に思わずホロリときたりして。
15日間、存分に楽しもうと思います。
以前、八百屋喜治郎商店をさせてもらっていた時も家紋をアレンジしたロゴを使用し
家紋辞典を持つほど家紋好きの私・・・
家紋をカービングする機会に心躍ります。
文字は番付表と同じ勘亭流を使用し
いつもなら細いラインに拘るのですが、周りは強弱を効かせたデザインに。
目結紋(平四つ目)・・・
近江源氏・京極氏から受け継がれる家紋に思わずときめきました(笑)
考えてみれば個人のお名前をカービングすることはあっても
ご家族ご親族のお名前を彫るのは初めてのことで
無事発送を終えた今、皆様に喜んで頂ければと願うばかりです。
自身の家紋を知らない方も多い昨今ですが、
家紋を通してルーツを探り、
ご先祖様から託された大切な伝言に耳を傾けるのも今を生きる者の役割だと思ったり。
改めて受け継がれた今を丁寧に過ごしたいと思う今日この頃です。
2015年
7月
08日
水
花を楽しみ育むということ
切り花を飾ることが苦手だった私ですが
近頃はお花のある暮らしを心から楽しんでいます。
元々苦手な理由は、お水変えや水切りなどいくら毎日お世話をしていても
必ず時間が経てば萎れて茶色くなってしまう・・・
それを「終わり」と判断することがなかなか出来ずに
(ドライ状態になるまでww)ずっと飾り続けてしまうというから
側からすれば少しハテナな理由だったりします。
「これってもう枯れてきてない?」と言われ
「えっ、でも頑張って生きてるよ」とか
「このうつむき加減もまた美しくない?」答える会話が幾度も・・・(笑)
そうしてやっと、ようやく、とうとう!
花の寿命を受け入れられるようになりました。
といっても基準は私が美しく感じるかどうかなので微妙なところですが・・・(笑)
そしてたまにはカメラ遊びも楽しんだり・・・
水滴に映り込んだガーベラは
トンボ玉のようでとっても可愛らしかったです。
さて、ウェディングのカービング2つ目はギャラリーにアップさせてもらうことにして、
今日は久しぶりに先日完成したエッグアートの作品をご紹介します。
こちらの作品はグースの卵を3つ使用して作りました。
この作品に取り掛かった時は、ちょうど蓮の花が見事だと話題になる頃でした。
蓮の花は汚い泥水の環境で大輪を咲かせ
綺麗なお水の池だと小ぶりのお花しか咲かないそうです。
人に置き換えると、辛いことや悲しいこと、幾多の試練や困難を
乗り越え立ち上がってこそ、大きな花を咲かせられるということだろう…
そんなことを考えながら制作しました。
当初は曲線のカットのみで仕上げる予定でしたが
「根底には苦境あってこそ」という意味を込めて
外側の一番下の部分には正方形を格子状に入れてみました。
作品が完成する頃にはすっかり蓮の花の話題も過ぎ去っていましたが
ここにはまだまだ小さいですが、蓮の花が咲いています。
私もいつか大きな花を咲かせられるよう
たとえ辛く悲しいことがあってもしっかりと乗り越えていきたいと思います。
2015年
7月
04日
土
三日月に腰掛ける妖精さん
遺影に向かってあの頃と同じように「フェアちゃんおはよう」と言って1日が始まります。
(もちろん妹のサラと猫のフィービーにも♪)
あの子のいないリビングは以前より広く感じ、
改めてフェアリの存在感を感ずにはいられませんが、
旅立つ日の朝にフェアリに歌い聞かせてあげた
「切手のないおくりもの」と「翼をください」を口ずさみながら
今もどこかでこの調子っぱずれの歌声を聞いてくれてるかな〜なんて思ったり。
いつまで経っても音痴で笑ってるだろうな〜(笑)
さて、今週はウェディングのご依頼を2件いただきました。
いずれもご新郎様ご新婦様への贈り物としてご友人様からのオーダーでした。
大切な方への大事な贈り物に私のカービングを選んで頂けることは有難いことで
ひと彫り、そしてまたひと彫り重ねるたびに
幸せをわけてもらっているような温かい気持ちになれるのです。
今日はまず1つ目をご紹介します。
デザインはお任せ頂いたので
三日月に腰掛ける妖精さんがお二人の結婚を祝福し、
そっと見守っているようなイメージにしました。
「とっても素敵〜!」と喜んで下さり、
お名前入りのリボンにも感激してくださいました♪
お二人の末長い幸せを願っております。
この度はご依頼頂きありがとうございました。
2015年
6月
29日
月
tears in heven
40キロを優に超える身体を抱っこすることは容易ではなく
フェアリの横に寝そべり、腕でギュッと包み込むのが日課でした。
自分中心で天真爛漫な妹のサラをいつも大事に思い、
周りのことばかり気にかけて思いやりのある優しい子でした。
良いことがあって「やったーやったー」と私が喜んでいると一緒に飛び跳ね
悲しいことがあって泣いていると、黙ってそばに寄り添ってくれたフェアリ。
余命1ヶ月と言われてから2ヶ月半。
介護する私の心の整理がつくのを見計らったかのように天国へ旅立ちました。
いつかはその時がくると覚悟はしていたものの、
一緒について行きたいと思うほど別れは辛く悲しいものでした。
もっと早く病気に気づいてあげられてたら、
もっともっとそばにいて包み込んであげればよかったと
自分を責め、冷たくなったフェアリに「ごめんね」と何度も謝りました。
ところが大きかった身体は小さな骨壷となり、両腕で抱きかかえ
「やっと抱っこしてあげられるね〜」と言うと
なんだかスーッっと心のわだかまりが消え
自分でも不思議なくらい穏やかな気持ちになったんです。
きっとフェアリが私の悲しみや後悔を消し去ってくれたに違いありません。
今では一緒に笑って過ごした頃と変わらずフェアリをそばに感じられ
痛みと苦しみに耐えた介護中の姿ではなく
毎日楽しくお散歩した姿やボール遊びをしている姿が目を閉じると思い出されます。
フェアリ、私のもとに来てくれて本当にありがとう。
貴女に出逢えたことは私の誇りだし、ともに過ごした時間は大切な宝物です。
私は貴女の母になれて本当に幸せでした。
さて、少し前になりますが、フェアリとおしゃべりしながら彫ったスイカです。
ナスカの地上絵ってどんなんだっけ?と言いながら彫り始めたのですが
全くと言っていいほど掛け離れた作品になりました(笑)
この度はスケジュールの調整でご迷惑をおかけし
ご心配をおかけして申し訳ありませんでした。
フェアリにしてあげられる最後のお世話、天国への旅支度をきっちりとできたのも
こうして今ちゃんと前を向いていられるのも
家族や相方さん、そして励ましてくれる周りの人のおかげです。
私を支えて下さり本当にありがとうございます。
天国のフェアリが安心できるよう
私は挫けず怠けず笑顔でこれからも生きていきたいと思います。
どうぞこれからもよろしくお願いいたします。
2015年
6月
25日
木
網目メロンのカービング
冷たい麦茶が美味しい季節になりました。
子供の頃、母がお茶用の大きなやかんで煮出し、
蛇口からの細い流水で粗熱をとってから
冷蔵庫でキンキンに冷やしてくれていたことを思い出しました。
今でこそペットボトルで多種類のお茶が販売されていますが
当時はお茶を販売するという概念もなく
ペットボトルというもの自体も珍しいものでしたから
母が作ってくれるお茶が全てで、
時々友人宅で差し出された麦茶を頂いては
その味や香りの違いになんだかワクワクしたのを覚えています。
香ばしい昭和の麦茶・・・とっても恋しく思うのは私だけでしょうか。
さて、久しぶりに網目のメロンをカービングしました。
直線と曲線を組み合わせたデザインは
ラインの出方がスイカとは一味違って少し優しい印象です。
スイカのくっきりしたラインもいいですが、
メロンのちょっぴりぼんやりした感じも好きです。
分割などバランスが取りづらかったり、ナイフが引っかかる難点もありますが
網目模様がフルーツカービングに彩りを与えてくれるのは大きなポイント!
お買い得な今のうちにまた網目メロンを彫りたいと思います♪
2015年
6月
21日
日
Happy Father's Day
小学生の頃「お父さんのお仕事」というテーマで作文の宿題が出された時、
何を書けばいいのかわからず困ったことを今もよく覚えています。
父がどこに勤めているかは知っていたものの
日頃どんなお仕事をしているのかなどという事は全く知らなかったからです。
父はプライベートと仕事を切り離していたのか、
話すほどでもないと思っていたのかその真意はわかりませんが、
家で仕事の話をする事はありませんでした。
私にとって父親は「家族のために働いてくれている」というよりも
「いつも一緒に遊んでくれる」存在で
毎日仕事から帰ってきた父とバレーボールで遊んだり
一輪車の練習に付き合ってくれたり、本屋さんに行ったり。
今思えば、疲れて帰ってきた所を振り回してしんどかったはず・・・(ありがとう!!)
そんな父は昔から音楽が好きで、
20人ほどのJAZZバンドで30年以上ベースを弾いています。
ステージで演奏する姿は昔から変わらずとてもカッコよく
今でもライブに行くと父親の写真を沢山撮ってしまう私です(笑)
さて、父の日ということで
日頃の感謝の気持ちを込めてカービングしました〜
先日市場でお世話になっているお兄さんから頂いたスイカ、
なんと果肉がオレンジの珍しいものでした♪
赤でもなく、黄色でもなく、オレンジ!
とても優しいお色でカービングしていてとても癒されました。
中心には父の奏でるウッドベースと薔薇を描き、
周りはリズミカルにPOPな雰囲気に仕上げました。
お父さん、いつも私を応援し支えてくれてありがとう。
これからもお父さんの音楽を楽しんでね。
2015年
6月
17日
水
Happy wedding**
はっきりしない愚図ついたお天気が続く今日この頃
仕事がひと段落したので、コーヒーを淹れて
気分転換にYouTubeで小林香織さんのサックスの音色を楽しむことに。
このところ溜まっていた緊張感がフッと和らいでいくのを感じ
気がつくと両手を突き上げて大きく伸びをしていました。
窓の外は雨でも心は晴れやかに…そうありたいと思う梅雨の午後。
さて、先日ウェディングのカービングをオーダー頂きました。
3日間かけて2玉のスイカにカービング。
なんとこちらのスイカ、13キロありました!
こんなにも大きなスイカを彫るのは久しぶりでワクワクしましたが
さすがに13キロのスイカを支える左手は途中からヒーヒー言ってました(笑)
そしてもう1玉は黒皮の小玉スイカにカービング。
といっても5Lサイズの小玉なのでそれなりの大きさはあります。
愛を誓い合う二人を薔薇の花とハートで包んでみました。
大阪市内のホテルに納品させてもらったのですが
搬入口から入り、台車で作品を運んでいると
すれ違うスタッフの方々から「うわーすごい!」「おーーきれい!」と
嬉しいお言葉を頂き、胸を張って作品を展示させてもらいました。
ご依頼主様からも「素晴らしかった!」と喜んで頂けました。
人生に一度の結婚式のウェルカムボード(ウェルカムスイカ?)に
私が彫るスイカを選んで頂けたなんて、本当に有難いことです。
お二人の末長い幸せをお祈りしています♪
2015年
6月
14日
日
小さなバレリーナちゃんへ
オーダー品をお届けするため大阪から1時間のところへドライブを。
のどかな田園風景が広がると
クーラーをつけて締め切っていた窓を開けて青田の香りを楽しんだり。
モンシロチョウやアゲハチョウが飛び交ったり
ヒメジオンに小さな蜂が止まっていたり
大阪の中心部で暮らす私にはなんとも懐かしい光景に思わず胸が踊るのでした。
さて、その肝心のオーダー品は
お母様から小さなバレリーナちゃんへの贈り物。
ピンクを基調にバレリーナの姿も入れて欲しいとのことでしたので
ソープからバレリーナを切り出して中央にレイアウトしました。
お名前とトウシューズもソープで♪
しっかりとガラス蓋を取り付けて完成です。
バレエ教室に熱心に通い、練習に励んでいるRachelちゃん♪
本日は大切な発表会だそうで
日頃の練習の成果を発揮して、舞台上を可憐に舞われることを祈っています。
2015年
6月
07日
日
時の鐘と感謝の想い
毎朝6時30分。
ゴーン、ゴーン、ゴーンと近くのお寺の鐘が鳴らされます。
1秒たりとも狂いなく時刻きっかりとなるので
引っ越し当初は自動で鳴る機械が設置されているのかと思いましたが
毎朝聞いているとその回数や間隔が違っていて
きっとどなたかが鐘を打たれてるんじゃないかな〜と思ったり。
毎日変わらず時を知らせてくれる鐘の音はとても厳かで
「今日も1日恙無く過ごせますように」と心に念じるのでした。
さて先日、いつもお世話になっている方にメロンのカービングを・・・
ハートがあっちにもこっちにも。
『いつも支えて下さってありがとうございます!』の想いを込めて彫り上げたメロンは
とっても喜んで下さり、ご家族で美味しくお召し上がり頂けたそうです。
言葉ではなかなか伝えきれない想いを
カービングを通じて受け取ってもらえてとても嬉しく
また新たな気持ちでコツコツと頑張っていこうと思う作品となりました。
2015年
6月
03日
水
3tails swing & Happy Birthday Surprise
iPhoneのアラームが鳴るよりも激しい雨音で目が覚めました。
明け方にはやむって言っていた天気予報士の言葉を疑いながら身体を起こすと、
猫ちゃんはお部屋に舞い込んできた虫を追いかけて遊んでいるし
ワンコは「お散歩いこ〜」と尻尾を振りながら
ラッタラッタと嬉しそうに飛び回るし
我が家は本当に賑やかだな〜と思わず笑みがこぼれました。
「3つの尻尾が揺れるとき」
そんな邦題で5年ほど前に少しの間ブログを楽しんだ時期もありましたが
1匹の猫と2頭のボルゾイ達の尻尾がゆらゆらと揺れる時は
私にとって何ものにも代え難い安らぎで
これからもしっかりと守っていきたいと改めて思うのでした。
さて、先日心斎橋にあるA-majide(えーマジで!)のマスターから
お誕生日プレゼントにとオーダーをいただきました。
女性への贈り物とのことで
書体は細めの流れるイメージにしました。
デザインはこちらにお任せ下さったので、ハートをいっぱい彫ることに。
総数・・・なんと122個!!
お届けした際、マスターから「おーすごい!!」との言葉を頂き感激!
だって、マスターは人に驚きと喜びと感動(と疑問ww)を与えるプロなんですから。
お誕生日を迎えられたSayakaさんにもとても喜んでもらえたとのことで
ホッと一安心です♪
この度はオーダー頂きありがとうございました。
A-majide(えーマジで!)には何度か遊びに行かせてもらったのですが
毎回違ったマジックで「えーまじで?!」と楽しませてくれます。
マスターの面白いトークとともに繰り広げられるマジックは華麗かつユニークで
「なんでなんで?」「どうなってるの?」という疑問は
(わかりっこないので)美味しいお酒で流し込んじゃうのがベターのようです。
目の前でマジックを見てみたい、サプライズで大切な人を喜ばせたいという方は
是非是非行ってみてくださいね♪
2015年
5月
30日
土
想いのままに
山吹の花もその見頃を終えようとしています。
昔に習った歌を思い出し、その意に想いを巡らせてみたり。
七重八重 花は咲けども山吹の 実の一つだに 無きぞ悲しき
お散歩途中で見かける山吹の花は例年に比べて少ないものの
いつもと変わらず駆け引きのない山吹色は美しいものです。
バトンを渡すように次はクチナシの花が開き始め
その混じり気のない白色と華やかな香りもまた心を惹きつけます。
さて、先日小玉スイカをカービングしました。
シンメトリーにすること以外はなにも決めずに
想いのままナイフを走らせたのですが
手のひらサイズの小さな小玉スイカだったので
左手に持って、ソープのように動かしながら彫ることができました。
花芯を作って、中心を彫って、外側を彫って・・・という
カービングの基本から少し離れてみると気づくことも多く、
ラインをラインとして描いて残すのか、
はたまた周りをカットすることで浮かび上がらせるのかといった違いも
改めて学ぶ機会となりました。
いよいよ手頃な価格でスイカが手に入る季節になりました。
今年も思う存分カービングを楽しみたいと思います。
2015年
5月
28日
木
お花摘みを思い出しながら
お昼を過ぎると薄い雲がヴェールの広がり、
日差しが幾分か和らぎました。
ビルの谷間を吹き抜ける風は穏やかで心地よく
すれ違う人々の表情もどこか優しく感じたり。
早朝のお散歩では人っ子ひとりいなかった公園には人が溢れ
思い思いにその一時を楽しまれているのを見ていると
帰社して仕事が山積みだというのに
こちらまで楽しくなってくるんだから不思議なものです。
さて、先日デコレーションアートアカデミー大阪校の浅岡先生から
ソープカービングのオーダーをいただきました。
あえて正面を作らずソープの文字を4面に配置して
どこから見ても楽しんでもらえるようにし、
赤紫や紫のお花をプラスして
子供の頃楽しんだお花摘みを思い浮かべながらアレンジしました。
作品をご覧になった浅岡先生の第一声は「うわ〜すごい〜〜!!」で
嬉しかったり有難かったり照れくさかったり…♪
いつも本当にありがとうございます。
革デコやクリスタルグルーデコのレッスンもされてるそうです♪
ご興味のある方は是非チェックしてみてくださいね。
2015年
5月
25日
月
ト音記号のカービング
夏場所が終わりました。
千秋楽結びの一番の横綱対決は一瞬たりとも見逃せず
両者の様々な想いを私なりに馳せるだけで胸がいっぱいになり
新しい歴史が刻まれると同時に抑えきれない涙が溢れました。
次は7月。
また歴史が刻まれることを期待したいと思います。
さて、ずっと前から彫りたいと思っていたマークがありまして。
それは「ト音記号」です。
楽譜を見ていると、カービング要素たっぷりなマークがたくさんあり、
その中でもト音記号は格別な美しさを感じていました。
鍵盤の花芯にト音記号を描き、その中にバラの花を描くつもりでしたが
白と黒の楽譜の世界に赤のバラは無くてもいいかな〜と思いシンプルに。
子供のころ思った通りのト音記号を書けずに
何度も消しゴムで消しては書いてを繰り返していたことを思い出しました。
ヘ音記号、ハ音記号、コーダ、セーニョ・・・
音楽記号や演奏記号はカービング感たっぷり!
音楽好きな方に贈るプレゼントにぴったりですね。
2015年
5月
23日
土
エッグアート **Trial Lesson**
昨日の「よ〜いドン!」の放送を終え、
見てくださった方からの温かいメッセージを改めて拝読する朝。
ありがたい言葉の数々に思わず心がほっこりします。
教室の案内がカットされていたことは残念ですが、
カービングやエッグアートを知って頂く良い機会になっていたら幸いです。
今後もカービング、エッグアート、ハワイアンキャンドルの魅力を
しっかりと伝えられるよう精進するとともに
日常の疲れを癒し、ものづくりを楽しんで頂ける教室にできるよう
努めていきたいと思います。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
さて、新たに開講いたしますエッグアートのご案内になります。
●入会金 3,000円
※カービングを受講されてる方は1,500円
●レッスン料 初級 2,500円
中級 2,800円
上級 3,000円
師範科 3,500円
※ 材料費は別途必要です。
※ 1回のレッスンで1つの作品が完成するわけではありません。
●体験レッスン 2,500円(材料費込み)
体験レッスンでは鶏の卵を使って小さな宝石箱を作っていただきます。
お好きなお色を塗り重ね、ブレードやパーツで装飾して仕上げます。
初めてエッグアートをされる方は
「割れたらどうしよう…」と不安に思われるかもしれませんが
きっちりとフォローいたしますのでご安心ください♪
世界に一つだけの小さな宝石箱・・・
作ってみたいな〜と思われた方はお気軽に体験レッスンにお越しくださいませ♪
2015年
5月
20日
水
ハンドメイドソープの贈り物
まだ夜が明けたばかりの朝は清々しく
ラジオからのサウンドシャワーを浴びながら頂いたメールへの返信を。
薫る風にふわりと揺れるレースのカーテンが美しく
Carpentersの"sweet sweet smile"が流れると
思わずそのリズムに合わせて私も右に左に揺れるのでした。
さて先日お母様への贈り物として
友人からハンドメイドソープのオーダーを頂きました。
可愛らしい妖精や蝶のソープ・・・
これはカービング!!ではなくてシリコン型に流し入れて作ったもの。
こんな風にカービングできるようになりたーい!(笑)
オリーブオイルやココナッツオイルの他、
ククイナッツオイル、ムルムルバター、シアバター、マヌカハニーなどもプラスしました。
友人のお母様はお部屋に飾って楽しむと、とても喜んで下さったそうでホッと一安心♪
この度はオーダーありがとうございました!
Salon de Fereelではハンドメイドソープのオーダーを承っております。
(雑貨石鹸としての販売になります)
乾燥と熟成の期間が必要ですので、
1ヶ月半のお時間を頂きますことをご了承願います。
詳しくはお問い合わせくださいませ♪
2015年
5月
17日
日
世界の路地裏に憧れて
私の好きな本のひとつに「世界の路地裏100」というものがあります。
その名の通り世界中の路地裏の写真が縦長に納められていて
開くだけで世界中を旅することができる素敵な本です。
そんな本に載っているかのような路地裏の写真を
私の路地裏好き(プラス石畳好き)を知ってか知らずか送ってくれたのは
スペインを旅している友人。
ロマンチックでノスタルジックな1枚を眺めていると
昔ヨーロッパを旅したことが思い出され
いつかまた必ず行こうと心に決めるのでした。
さて、先日お世話になっている方にメロンのカービングを贈りました。
中心を彫り下げるには少し熟れていたのですが
「もう少し彫らせてね〜」
「あと1段、いや、2段だけ彫らせてね〜」と話しかけながらホリホリしました。
作品はとっても喜んで頂けて、ホームパーティーにも飾って下さったそうです♪
さて、5月22日金曜日、関西テレビ「よ〜いドン!」に出演させて頂くことになりました。
ワクワクドキドキのあっという間の収録でしたが
銀シャリさんを始め、スタッフの方々のおかげでとても楽しいものになりました。
西瓜のカービングやエッグアート作品も登場致しますので
宜しければご覧くださいませ。
放送日 5月22日 9:50〜
番組 関西テレビ よ〜いドン!
2015年
5月
13日
水
美しい薔薇に魅了されて
台風も過ぎ去り、青空の広がる朝は最高に清々しく
朝日が顔を出すのを見届けてお散歩に。
先日訪れた靭公園で出会った薔薇たちはどうしているかしら?と考えながら
変わらず美しく咲き誇っていることを願うばかりです。
ラベンダーは太陽に向かってぐーんと背伸びをしているように
可憐に咲いていました。
葉を少し触ってラベンダーの爽やかで甘い香りを味わい
「やっぱり自然の香りは癒されるな〜」とブツブツ独り言を言いながら
シャッターを切るのでした。
さて、先日関西テレビ「よーいドン」の収録がありました。
慣れないことでドキドキしながらも、
銀しゃりさんの楽しいトークで素晴らしい時間を過ごさせて頂きました。
銀しゃりさんの似顔絵をカービングしたスイカは大好評♪
来週中の放送になりますので
詳しい日程が決まりましたらご報告させてもらいます♪
2015年
5月
09日
土
apple and orange
朝のお散歩から帰宅すると同時に降り出した雨が
だんだん強くなってきました。
窓の外を眺めながら「ラッキーだったね」とワンコに話しかけると
「クーン」と答えてからひとしきりお水を飲むと
クルッと回って横になり、また夢の続きに溶け込むのでした。
さて、久しぶりにりんごをカービング。
そしてオレンジも♪
柑橘系の爽やかな香りがあたりに心地よく広がり
(ほんの少し?)かぶりつきたい気分になりました。
そういえばオレンジを彫るのはカービングを始めた頃以来。
りんごやスイカのように色のコントラストを楽しんで彫るのに比べて
オレンジは影を楽しむカット…ラインではなくモチーフが似合うな〜と感じました。
オレンジ、グレープフルーツ、甘夏、レモン・・・
といった柑橘類のカービングの勢揃いも楽しそうですね。
2015年
5月
05日
火
アルファベットエッグ
昨日近所に御使いに行った帰り道、
道の脇で見つけたシロツメクサの可愛いことと言ったら。
今日改めてカメラ持参で会いに行ってきました。
蝶やハート形のような小さな花びらでできたぼんぼりは
まるで純真で健気な少女のようで美しく、
ファーンダー越しに見つめていると心がす〜っと浄化されていくのを感じました。
子供の頃は両手いっぱいにたくさん摘んで花冠を作って楽しんでいましたが
今となっては見ることができるだけで充分。
この春も咲いてくれてどうもありがとう。
さて、グースの卵にアルファベットを刻んでみました。
まずは下書きから始まるのですが、
平面ではなく曲面に描くというのは意外と難しく、
鉛筆と消しゴムで数時間かけて描きました。
そして次にカットするわけですが、
ほんの少しでも手がぶれたり、カットする角度や順番によっては
殻に負荷がかかって簡単に割れてしまうので
とにかく集中、集中、集中!!
・・・なんて言いながら実際は鼻歌を歌ってたり
ワンコに話しかけたり、卵に「割れないでね〜」って言いながらだったり(笑)
私にとってはそんな自然な空気の方が集中できたりします。
片時も休むことなくカットし続けて3時間。
ようやくアルファベットエッグが完成しました。
今度は数字や漢字や平仮名にも挑戦したいな〜なんて思ったりしていますが
「あいうえお」だけでも「点」だらけでどうしたらいいものやら(笑)
しっかり頭を捻らなければ♪
ワンコの介護があり、エッグアートの開講が少し遅れています。
楽しみにして下さっている方にはご迷惑をおかけしておりますが
準備は進めておりますのでもう暫くお待ち頂けますよう
よろしくお願いいたします。
2015年
4月
27日
月
香り立つ朝の時間
シュッシュッシュッという音とともに立つ香りが
堪らなく食欲を掻き立てます。
タンブラーにお出汁を入れて出かけるほどお出汁好きの私にとって
削りたての鰹節は元気の源そのものです。
炊きたてのご飯の上に鰹節と針生姜を乗せ、
くるっと1周お醤油を回しかけるだけで舌をうならせる一品の完成。
あまりの美味しさについつい食べ過ぎてしまうのが玉に瑕ですが
やっぱりやめられません(笑)
さて、マスターコース用の課題をご紹介します。
小さなくるりんがたくさん登場する作品で
深く彫り下げた先には小さいビーズで彩りをプラス!
もちろんビーズではなくミニバラを彫って頂いてもOK♪
小さなくるりんはナイフの先だけで描くので
ナイフのお手入れをしっかりしてから取り掛かって頂きたい課題です。
2015年
4月
24日
金
爽やかなメロンにリボンとバラを
公園をお散歩していると、
ふいに逆上がりをしたくなって、鉄棒の前に立ちました。
早朝の空気に冷やされた鉄棒を握るとキュンと背筋が伸び、
辺りをキョロキョロ見渡して、誰もいないことをしっかりと確かめてから
地面を強く蹴り上げました。
20年ぶり位に味わう空が近くなる感覚の懐かしさと
今でもちゃんと回れた嬉しさで思わずニヤニヤ。
隣りでワンコは不思議そうに私を見上げていました。
さて、久しぶりにハネージュメロンにカービングを。
リボンの輪の中にバラを一輪描きました。
たいていスイカやメロンへのカービングは
転がしながら彫り進めて球の半分位にカービングするのですが、
今回は出来るところまでナイフを入れようと思い、
随分と下の方までカービングを・・・
「円周が段々小さくなる」という感覚はメロンでは珍しく
さすがに全面に模様を刻むことはできませんでしたが
ナイフの角度に気を遣いながら仕上げました。
いつもお世話になっている方の元にお届けしたハネージュメロン、
見て食べて楽しんでもらえていたらいいな〜。
2015年
4月
18日
土
レリーフ彫りのアレンジ
夜が明けるほんの少し前に起きるようになりました。
眠い目をこすりながらも体を起こし
次第にオレンジを帯びてくる東の空に向かって大きく伸びをする気持ち良さと言ったら。
シーンと静まり返った朝の街を散歩したあとは
誰にも邪魔されずに仕事をして、軽くお掃除をしてからゆっくりと朝食の用意をする。
何度も時刻を確認して追われることも、気ぜわしく朝の支度をすることもなくなり
三文の徳とはいうものの、早起きにはお金に変えられない価値があると実感する今日この頃です。
さて、先日編み猫作家をされているご友人様への贈り物として
ソープカービングのオーダーをいただきました。
いつもは薔薇や小花の切り出しを使ってのアレンジメントのご依頼が多いのですが
今回はレリーフ彫りのオーダーです。
ナイフの先だけを使ってソープの表面を縫うように
お花をぎっしりと敷き詰めました。
お名前をプリントしたリボンとお花をプラスし、
白のフレームですっきりと上品なイメージに仕上げました。
Salon de Fereelではオーダー頂いた作品やラッピングに
お名前入りのリボンを作成し使用しています。
ラッピングを解くときに少しでもときめいてもらえたら・・・と思っているのですが
そのリボンを大切にしまって下さる方もおられて嬉しい限りです。
お色やフォントなどもお選び頂けますので
オーダーの際ご遠慮なくご相談くださいませ♪
おまけ・・・
今回の作品で彫ったレリーフですが、Salon de Fereelのカリキュラム上級で登場します。
カリキュラムでは薔薇のお花を使わずに仕上げています。
新たに習得して頂くカットなどは無くお花自体はそれほど難しくありませんが、
ソープの形を崩さずに隙間なくお花と葉っぱを描いていくのは意外と大変で
その集中力と根気も問われる課題だったりします。
だからこそ仕上がった時の喜びは一入で、
フレームに入れてお部屋に飾ったり、大切な友人へ送りたくなったり。
生徒さんのこの課題作品を見せてもらえるのがとても楽しみです。
2015年
4月
15日
水
外は雨でも心は晴れやかに
それほどまでに辛く悲しいことがあったのかと
空を見上げて思わず尋ねたくなるようなお天気が続いています。
やまない雨はないし、降らない雨もない。
一喜一憂せずひたすらありのままを受け入れようと思いつつ
やっぱり晴れを望んでやみません。
日向ぼっこが恋しい今日この頃です。
さて、先日お引越しされた方への贈り物にとオーダーを頂き
少し小ぶりの薔薇をメインにアレンジしました。
花の香りに誘われて舞う蝶の親子もプラスしました。
今回使った器は一昨年のお正月アレンジメントでも使用したのですが
横に長く流れるようなスタイルは空間を邪魔せず
和にも洋にもアレンジできるのでお気に入りです。
早速プレゼントして喜んで頂けたそうでホッと一安心♪
新たなお家での暮らしに、幸せがたくさん舞い降りますように。
2015年
4月
07日
火
チューリップのエッグバッグ
春に3日の晴れ間なしとはよく言ったもので
桜も映える青空が広がっていると思えば、翌日は静かな雨だったり。
そして今日もまた雨。
今朝俯き加減で小さく咲いていた桜のことが気になります。
さて、落ち着かないお天気が続く中ですが
公園の周りには赤白黄色と色とりどりのチューリップが咲いています。
この頃までには仕上げたいと思っていたバッグが完成しました。
オーストリッチの卵のバッグです。
普段使いにできるよう、ニスを幾重にも塗って補強しました。
ベロア生地を張った中は、iPhoneとハンカチとコインケースが入ります。
チューリップが咲き誇っている間にこのバッグでおでかけ・・・できるかな♪
2015年
4月
01日
水
エッグの馬車で舞踏会へ・・・
冬鳥たちがVの字を描いて北へ帰る光景をこのところ幾度か目にし、
新しい季節の到来を感じる今日この頃、
自宅の引越しを再来週に控え、コツコツと荷造りに励んでいます。
新居への楽しみを抱きつつ、お世話になったこの家とのお別れは寂しくもあり
刻んだ思い出を胸に「立つ鳥跡を濁さず」のことわざのように
きちんとした形で旅立ちたいと思うのです。
さて、少し前になりますが無事に念願の馬車が完成しました。
卵はオーストリッチのものを使い、中にはお手製のソファを完備しています。
素敵なドレスを着てこんな馬車に乗って舞踏会へ・・・
なんて夢のまた夢を頭に描きながら制作しました。
エッグアート講座はゴールデンウィーク明けの開講を予定しています。
体験レッスンの課題は今月中にお知らせしますので
楽しみにしていただけると幸いです。
おまけ・・・
色を塗ったり装飾したりせず、カットだけのエッグアートも好きなので
今後はシリーズ化して楽しんでいけたらな〜と思います。
2015年
3月
26日
木
中村さんのミニトマト
日の出の時刻が随分と早くなり、早起きするのが気持ちよくなってきました。
ワンコを連れて近所の公園に行くと
遠目ではまだまだだった桜も近くに行くと2分ほど咲いていました。
あと10日もすれば満開を迎えるそうで
その頃には真新しいスーツに身を包んだフレッシャーズの初々しい姿も見られることでしょう。
さて、以前喜治郎商店という名前で八百屋をさせてもらっていた頃
知り合いの紹介でミニトマトを栽培されている中村さんと出会いました。
(当時のブログ)
中村さんの作られる数種類の美味しいミニトマトはもちろんのこと
ご夫婦で協力しあってミニトマトに向き合っておられるお姿を見て
「中村さんのミニトマトがあればやっていける!!」と強く思ったものです。
そして予想通り中村さんのミニトマトは、個人のお客様からも飲食店さんからも
ひっきりなしにオーダーを頂く大人気商品になりました。
そんな中村さんから「プチぷよ」が届きました。
変わらない手触り、食感、香り、味に大感激!
当時を懐かしみながら美味しく頂きました。
そしてそのお礼の気持ちをこめてメロンにカービングを。
ひそかにミニトマトも忍ばせてます♪
いつか中村さんにもカービングを見てもらいたいとずっと思っていたので
やっとお届けすることができて本当に良かったです。
とっても喜んで頂けてホッと一安心。
これからも中村さんご夫婦のミニトマトで
たくさんの人が幸せな気持ちになるといいな〜と願っています。
2015年
3月
25日
水
たこ焼きのかわりに
あと1週間もすれば4月だというのにみぞれが降るなんて。
コブシの花にみぞれがヴェールのように優しく覆う姿は実に美しく
冬の名残と春の到来が見事な雰囲気を醸し出していました。
「何か大阪の食べたいものがあったら一緒に送るよ」という私の問いに
「焼きたての甲賀流のたこ焼き」と答えたのは笑顔の種まき屋さんほりけん。
自宅の引越しを来月に控え、荷造りをしていると書道道具があれこれと出てきて
しばらくは使わないだろう、かと言って捨てるのは忍びない・・・ということで
書家である彼に送ることにしたのです。
そして箱詰めをしながら彼に問うたのが前出なのですが
焼きたての熱く美味しいたこ焼きを届けられるわけもなく
佐川急便さんの集荷時間になんとか間に合わせようと必死でカービングを。
時計をちらちら見ながらなんとか仕上げ、
いつもなら作品の写真をカメラにおさめるのですが、
それすらできないまま発送にこぎつけたのです。
無事に受け取ってくれた彼から届いた写真・・・
彼に書道道具いらないかと尋ねたとき、
すぐに返ってきた返事は「きっと子供たちが喜ぶと思う」でした。
自分のことよりも、周りの人や書道の楽しさを教えている子供たちのことを考えている
彼らしい返事だな〜と思わずぷぷぷと笑ってしまいました。
たこ焼きを送れなかった代わりに
スイカには「ほりけん」の文字の横にタコを描いてみました。
余計にたこ焼きが恋しくなてたらごめんね(笑)
書家としての彼の活動を楽しみにするとともに
笑顔の種をたくさん蒔いてくれることを祈っています。
2015年
3月
20日
金
ほろ苦ラプソディー
いつものようにワンコ達と近所の公園へお散歩に行くと
一足早く桜の花が数輪咲いているのが目に飛び込んできました。
春の訪れを告げる桜、
瞬く間に咲き広がる様子からは生命の息吹を感じ
諸行無常を象徴するかのように刹那に散る姿からは儚さをおぼえ…
童謡「さくらさくら」を口ずさむ帰り道、
改めてその美しい旋律に日本の雅を味わうのでした。
さて、チョコレートショップオープンのお祝いにと
ソープカービングのオーダーを頂きました。
厳選したカカオを自社の焙煎機でローストするという拘りを持たれたお店だそうで
(その時点でチョコレート好きの私としてはたまらないわけですが…笑)
アレンジメントにカカオ豆を加えてほしいと焙煎前と後のカカオ豆も受け取りました。
アンティークなハットボックスを器にし、
カービングした赤い薔薇と黒いチューリップをアレンジしました。
「SATURDAYS CHOCOLATE」というお店の名前でリボンを作り
アレンジに加えました。
ソープカービングとカカオ豆のコラボは初めてのことで
とってもワクワクしながらも
スタイルを決めるまでに「あーでもない、こーでもない」とたっぷり頭を使いました。
テーマはカカオをイメージさせる「ほろ苦ラプソディー」…
クラシックでモダンな雰囲気で
カカオ豆と薔薇の調和を楽しんで頂けるようになった…かな♪
遠方であるご依頼主様の元に宅急便で無事届き、
早々にSATURDAYS CHOCOLATEさんにお持ち下さったそうで
「とても喜んでもらえた!」と嬉しいご報告に私も感激しました。
無類のチョコ好きの私・・・
実は焙煎済みのカカオ豆を一つ頂いちゃいました。
ほろ苦くて後からくる酸味と甘みと旨みと程よく溶け合い
ここにウイスキーがあったらなぁ〜なんて思っちゃいました(笑)
いつか北海道を訪れる時は必ず足を踏み入れたいと思います。
2015年
3月
17日
火
のこったのこった!
私が生まれ育った奈良では
東大寺二月堂のお水取りを終えると春が訪れるとされていますが
大阪の春は力士の鬢付け油の香りと共にやってきます。
初日に続いて7日目も春場所に。
仕切りを重ねて高まる緊張感と力士の息遣いがこちらまで伝わり
立会いの間合いはこちらの呼吸も自然と止まるほどです。
相撲に必要なものは土俵とまわしだけで
足の裏以外が地面につくか、土俵の外に先に出たら負けというシンプルなルール、
かつ競技時間もラウンド制もウェイト制も国籍も関係なく、
ただただ男と男の力の勝負。
礼に始まり礼に終わる、勝って奢らず負けて腐らず・・・
その姿にはいつも学ぶものがたくさんです。
さて、この度相撲好きのお友達への誕生日プレゼントにと
フルーツカービングのオーダーを頂きました。
しっかりと目に焼き付けた取り組みの姿勢をもとにホリホリ・・・
中心を土俵に見立てて、丸いラインの外側には土俵際の俵を。
そして「白星の連続」を描き、その下段は軍配をイメージしたデザインを。
そしてもう一つ、ハネージュメロンには
薔薇のブーケと沢山のハートをホリホリ・・・
スイカもメロンもとても喜んで頂けたそうでホッと一安心♪
「もったいないから食べられない」と言って下さったそうで
カービングアーティスト冥利に尽きるのですが・・・
美味しいメロンとスイカなので是非春場所を見ながらお召し上がり下さいね。
2015年
3月
16日
月
和をプラスして
テレビで菰はずしの映像を目にしたり
お野菜売り場で春野菜や山菜が並ぶのを見ると
改めて啓蟄の頃を迎えたことを感じます。
重度の花粉症に悩まされながらも
骨身にしみる寒さから解き放たれたことが嬉しく
沈丁花の花の香りに心ときめく今日この頃。
さて、先日職場の方への贈り物ということでオーダーを頂きました。
優しく穏やかな感じ、かつ「和」も少し取り入れた感じということで・・・
お手製の和柄の巾着で器を包むと和の雰囲気に・・・
場所や季節や気分に合わせて和と洋の着せ替えで楽しんで頂けたらと思い
巾着をご提案させてもらったらとても気に入って下さいました。
お手持ちのスカーフや風呂敷や手ぬぐいで包んであげたりして
その時のお好みのスタイルを見つけるのもいいですよね♪
2015年
3月
07日
土
vegetable flower...
今から思えば、手にした時の形に、少しの違和感を感じたことは否めませんが
欲を張って一口で勢い良くパクッと食べたことも原因だったのでしょう。
ウイスキーボンボン。
子供の頃、綺麗なキラキラした紙に包まれ、ボトルの形をしたそれに
僅かな背徳感を抱きつつどれだけ憧れたことか。
それをそれと思わず口にした時の驚きと言ったら。
「なんだこれは?!」という初めて食べた時の衝撃を改めて感じることになり
憧れと懐かしさが一瞬で重なり思わず笑いがこみ上げるのでした。
さて、先日ご報告致しましたお大根の薔薇をフリーズドライしたその後というと・・・
「ちょっと可哀想な姿でしょ?」と加工会社の会長に手渡されたそれは
可哀想というよりも新しいカービングの姿として新鮮で
なんとも可愛いものでした。
お水とワインで戻してみたところ、ゆっくりゆっくりと開花する様子が見られました。
お大根を彫った時よりもお水で戻した時の方が自然な花らしさが感じられ
水に浮かぶ姿もまた美しいものでした。
ワインで戻したお花は中心部が完全に戻らず、
花びらの厚さや枚数など改善が必要ですが、
ひとまず商品化に向けて進み出すことができました。
商品化致しましたら、ホテルや結婚式場などにPRしていく予定です。
カービングを通じて多くの方が繋がり、
彫る楽しみや贈る喜びだけでなく、今後は「水で戻す楽しみ」にもなったら…なんて(笑)
2015年
3月
02日
月
浅春の候・・・
二十四節気では雨水の頃を迎え、
一雨ごとに厳しい寒さが少しずつ解けていくのを感じます。
お世話になっている方へ手紙をしたためる時も
春の時候の挨拶が自然と出てくるようになり
改めて季節の移ろいを実感したり。
さて、エッグアートの新作、宝石箱が完成しました。
ガチョウの卵の中でも黄身が二つ入っている「ダブルヨーク」と呼ばれる卵を使用しています。
カットでくり抜く部分が多く、
手の持っていく場所に頭を悩ませながらの作業でした。
上部はラインストーンとスワロフスキーを敷き詰め
下部は光を当てると紫に光るホワイトパールを塗り重ねて
内部は大切な宝石をきちんと保護し、尚且つ華やかさをプラスするため
白のベロア生地でクッションを作っています。
中に入れる宝石はというと・・・それはまた別の話・・・(笑)
2015年
2月
26日
木
取引先への手土産に…
一雨ごとに春が近づいているようで、近所の公園の桜の芽も随分と膨らんできました。
所々にできた水たまりを避けながらお散歩し、
帰宅した時にはワンコも私もしっかりと濡れて思わず笑ってしまうほど。
グッスリと眠る彼女達の寝顔は天使そのもので
明日晴れることを心から願い、そっと天使の頬を撫でるのでした。
さて、いつもお世話になっている取引先の事務所に伺うことになり
少し早起きして・・・
限られた時間でしたが、日頃の感謝の気持ちを精一杯込めてカービング。
社名を元に、バラの周りにはたっぷりの「丸」を刻んで仕上げました。
歴史ある素晴らしい会社とお仕事させてもらえるだけでも光栄ですが
今後も良いお取引をできることを願いながらスイカを差し出すと
「うわぁぁぁーーーーー!!!」と大きな驚歎?の声を頂きました(笑)
設立50年を迎えられ更に飛躍を続けておられる株式会社丸辰さんの
ますますの盛栄と発展を祈念しております♪
2015年
2月
15日
日
新プロジェクト始動
まるでそこは水墨画の世界。
音も無くしんしんと降り続く雪は、日常の慌ただしさや喧騒を忘れるのに十分でした。
厳しい寒さに耐え咲き誇る椿の花はひたむきで美しく
冬の使者である雪をより白く輝かせるのでした。
さて、有限会社マルキタ北友さんと八尋産業株式会社さんのご協力のもと
新たなカービングのプロジェクトが始動しました。
その儚さが魅力のひとつであるフルーツカービングですが、
「このまま残せたらいいのに」という言葉を何度耳にしたか計り知れません。
なんとかその姿を少しでも長く楽しんでもらえる方法はないだろうか
新たなカービングのジャンルとして提案することはできないだろうか…ということで
フリーズドライ製法にチャレンジすることになりました。
まずはお大根の薔薇を・・・ということでホリホリ。
お花の大きさや花びらの厚さによって仕上がりも変わることでしょう。
どのような結果になるか今からワクワク楽しみです。
そしてお世話になる八尋産業さんへスイカのカービングも♪
果肉がしっかりしていたのでいつもより立体的に薔薇を描き、
周りには会社のロゴを私なりにアレンジした模様を描いてみました。
こうして新たなプロジェクトを始動できるのも
いつも支え応援して下さる方々のおかげ。
改めて心からの感謝の気持ちを胸に、
期待に応えられるよう精一杯努めていきたいと思います。
2015年
2月
11日
水
お花のある暮らし…
2週間前に実家に立ち寄った時に
「一輪挿しにさしてお手洗いに飾ってあげて」と母がお庭から摘んで
手渡してくれた一輪の水仙の花びらが茶色く色付いてきました。
食卓やキッチンの窓辺、そしてお手洗いにとお花を欠かさない母。
あちこちに飾られたお花は子供の頃は当たり前の光景だったのに
独立してその光景がどれだけ有難いものかを知りました。
お花を摘むことと疎遠の都会暮らしを続けていると
茶色くなっても尚咲き続ける水仙がとても誇らしく愛おしく感じたり。
今宵もまたほんの少し水切りをして一輪挿しに活けるのです。
さて、ちょっぴりご無沙汰ではありますがエッグアートの新作を・・・
オーストリッチの卵に約2万個のビーズを貼り付けた2段の小物入れです。
何日も何日も1層ずつ時間をかけて仕上げました。
卵を3つのパーツに分割し、ハートの金具とカメオで仕上げた作品。
再構築することの難しさを実感しました。
そしてまだ制作途中ではあるのですが、卵を2つ使ったドレス。
細かなカットの連続とバランスの取り方で苦労しました。
そして只今このドレスに似合う馬車と日傘を制作中です。
全ての完成はまだまだ先になりますが
エッグアートの可能性を広げられるよう努めたいと思います。
2015年
2月
04日
水
ラディッシュcarving♪
夕刻、西の窓から落ちる陽の傾き具合で
少しずつ春に近づいている今日この頃。
そうは言ってもまだまだ寒い毎日で、
お夕飯時には食卓にお鍋を運び、
心持ちだけは春らしくありたいと桜のお箸置きを並べたり。
さて、そんな今日はラディッシュにカービング。
赤と白のコントラストはリンゴとはまた違った可愛らしさがあり
手毬のような丸い形に思わず笑みがこぼれます。
葉を残すことで緑もプラスされてより赤のラインが際立ちます。
ラディッシュのカービングはサラダやマリネに添えると
食卓が華やいで、いつにも増して心豊かに食事を楽しめることでしょう♪
カービングの練習にもおすすめなので是非お試しください。
2015年
2月
01日
日
バレンタインの贈り物に・・・
「海外の切手を集めてたよね?」と書かれたポストカードが
チェンマイから届いたのは今朝のこと。
海外の使用済み切手を集めだしてもう随分とたちます。
切手にはそれぞれのお国柄や文化が表れていて
そのデザインや独特な色使いを眺めるのもまた楽しく
時代背景や流行を思い浮かべながら一枚一枚手に取るのは
私にとって至福のひと時なのです。
初めて見るタイの美しい切手にうっとりしつつも
私の趣味を覚えてくれていた友人の心遣いの方がずっと嬉しかったり。
より深くマッサージを学ぶ為にタイに留学している彼女の更なる飛躍を
心から願う日曜日でした。
さて、1月が過ぎ去り、あっという間に2月の始まりです。
バレンタインまで2週間…
ここ数年、女性から男性に贈るスタイルだけではなく
女友達に感謝の気持ちを込めてチョコレートを贈ったり
日頃のご褒美にと自身にプレゼントされる方も増えてきました。
ということで、Salon de Fereelのカリキュラムの中から
バレンタインの贈り物にピッタリの課題をご紹介します。
リボンのリースをモチーフにしたデザインと
目一杯ハートを詰め込んだ透かし彫りデザイン。
大切なお友達に、そして自分へのご褒美に
心を込めてカービングしてみませんか?
どちらも上級の課題になりますが、
レベルに合わせて各所デザイン変更も可能ですので
安心してお申し付けくださいませ。
2015年
1月
26日
月
休日の過ごし方・・・
青空が広がり、絶好のお出かけ日和となった週末。
お気に入りの音楽を聴きながら京都までドライブを。
鮮やかな朱塗りの鳥居をいくつも潜り抜けていると
自然と背筋がシャンとし、
大地と樹木の香りに気持ちが和らぐのを感じました。
伏見稲荷大社、東福寺、新熊野神社、高台寺と巡り
頂いた御朱印をまじまじと眺める帰り道、
まばゆい西日に照らされるそれを見ていると
その有難さと尊さに胸がじーんと暖まるのでした。
さて、先日いつもお世話になっているお義母様へのお誕生日プレゼントにと
ソープカービングのオーダーを頂きました。
お色はピンクで、可愛く洗練された雰囲気に…ということで…
ブーケのイメージで薔薇をアレンジメントし
お名前は細字でそっと添えました。
お義母さまにとっても喜んでもらえたと嬉しい報告を頂き、ホッと一安心。
側を通るたびにふんわりと香るソープの香りも楽しんで下さってるそうです。
この度はご注文頂きありがとうございました。
2015年
1月
17日
土
Happy Happy Wedding
関西で生まれ育ち、子供の頃よくテレビで見ていた吉本新喜劇。
来るぞ来るぞ〜と心の準備をして、お決まりのパターンでドッと笑う。
あのアクの強い予定調和のギャグをマネして遊んだこともありました。
そんな吉本新喜劇の舞台を初めて目の前で鑑賞したものだから
その興奮は一晩たった今もまだ覚めやらず
思い出しては肩を揺らして笑っています。
水戸黄門が印籠を出すように、遠山の金さんが桜吹雪を見せるように
待ってました!とばかりに期待を裏切らないお約束の展開は、
昔と変わらず「笑い」へといざない
大いに笑ってリフレッシュすると同時に
芸人さんの楽しませようとする姿勢に感動するのでした。
さて、アトリエRinのひとみ先生の結婚披露宴が先日行われました。
アトリエRinに通われている生徒様やカービング講師の作品でシンボルツリーを作り
大切なゲストをお迎えする…という素敵なサプライズに
私も参加させていただきました。
ひとみ先生の花嫁姿を思い浮かべながら、
そしてご主人様とひとみ先生の末永い幸せを祈りながら彫り進めていると
心がぬくぬくとしてとても幸せな気持ちで満たされていることに気づきました。
健やかなる時も、病める時も、喜びの時も、悲しみの時も・・・
これから色んな日々を送られていくことでしょう。
そんな色々な時を夫婦ともに手を取り合い、互いに支え合い、
大きな大きな愛を築いていってもらえたらと願い、
様々な形で大きなハートを作ってみました。
ちゃっかりつがいのオシドリも♪
とっても素晴らしい披露宴だったそうで、
お写真に写る麗しく温かい花嫁さんの笑顔と、凛々しく立派なご新郎さんのお姿に
思わず胸がいっぱいになりました。
ひとみ先生、末永くお幸せに。
本当におめでとうございます!!
2015年
1月
09日
金
足るを知る
「お正月にみんなで食べる辻占です。よろしければ。」
と頂いたのは巾着のようなお砂糖菓子でした。
お正月を迎えると、金沢の方では縁起物として家族で楽しむそうで
中に入っている小さなおみくじで今年の運勢を占うのだとか。
初めて頂くお菓子にワクワクしながら柔らかい和紙を慎重に広げると・・・
「足るを知る」
「共に白髪のはえるまで」
「仏様よりあなたがたより」
青い色で書かれた文字が胸に響きました。
若い頃はいつも「何か足りない」「何かが欠けている」と過ごしてきた私。
自分の事を見ているようでいて、視線の先は周りのことばかりで
他に比べて足りない部分を何かで補おうと必死になることもありました。
そんな私も一つずつ歳を重ねていると
時折自分の内側に目を向けることができるようになり、
「色んな事を得てきた」「こんなにも多くのものを手に入れた」と
自分を誇れるようになりました。
勿論全てに満足して「もうこれ以上何もいらない!」「何も学ばなくていい」と
言っているわけでは決してなく
これからも多くを学んでいけたらと思うのですが、
他人や社会の基準に合わせたり、流されたりすることなく
私自身に合ったものを選び、私にとっての「足る」を知っていけたらと思う今日この頃。
さて、少し前に彫った作品・・・
書棚にある手塚治氏の「時計仕掛けのりんご」を手に取り
立ったままパラパラとページをめくっている時に思いついたデザイン。
手塚氏の作品同様、少し毒気のあるものに仕上げたく、
幾何学的なアプローチでナイフを走らせました。
誤魔化しのきかないシンプルなカットは簡単そうでいてやはり難しいものです。
(誤魔化そうと思ってるわけではありません!笑)
ラインを細く描くほど、皮の圧力が抜けることで変形したり千切れたりも・・・
もう少しスイカと対話をしながら彫らなくちゃと感じた作品です。
2015年
1月
01日
木
2015 happy new year.
新年明けましておめでとうございます。
いつもと同じ時間にワンコと外に出ると
明けたばかりの空が拭き清めたように輝いていました。
人っ子一人いない道に不思議そうな顔をしながらも
ゆっくりと歩く年老いたワンコ達。
彼女達のペースに合わせて散歩道をゆきながら
「今年も一緒に歩もうね」と心で呟くのでした。
さて、2015年がその幕をあけました。
Salon de Fereelは今年もカービングの魅力を沢山お伝えしていきたいと思います。
そしてハワイアンキャンドル講座も開講します!
ただいま準備真っ只中ですが、1日も早く楽しんで頂けるよう
しっかりと努めていきたいと思いますので、もう暫くお待ちくださいませ。
本年もどうぞよろしくお願いいたします!
ご紹介しております作品は、レッスンでお作りいただけるものもございます。
また、オーダーも承ります。お気軽にお問い合わせください。